ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
この記事では、サラリーマンが副収入目的で始める株式投資のやり方と、正しい向き合い方、絶対に手を出すべきではない手法についてお伝えしていきます。
・サラリーマンがやる副業って何がいいかな?
・株式投資って簡単にできるのかな?
・株式投資で副収入を得ることできるのかな?
こんな風に思っている方に向けて書きました。
おそらくこの記事を読んでいるあなたは、会社員、サラリーマンでありながら副収入を得たいと考えおすすめの副業を探しているのではないでしょうか?
僕が株式投資に取り組んで200万円近く損失を出した経験をもとに、お勧めしない株式投資のやり方と、正しくリスクを取った長期株式投資の始め方をお伝えします。
大切なお金を簡単に失ってしまわないように僕の失敗談を踏まえて、株式投資を理解していただければと思います。
クリックできる目次
サラリーマンの株式投資の行い方
めちゃくちゃ簡単に言うと、
証券会社を通して、企業が発行している株式を購入すること
です。
株式を購入するといっても実態のあるリアルなものではなくあくまでも電子データでのやり取りに過ぎないですよ。
世の中に〇〇株式会社とか、株式会社〇〇といった名称の会社がありますよね。これらの会社もすべて株式を発行しているんですね。
ただし「非公開」か、「公開」かという大きな違いがあります。ほとんどの会社は株式を公開しておらず親族など限られた人たちだけで持ち合っています。
一方「株式公開」し、自由に取引できるようになった株式のみ取引をすることができます。
東証一部
東証二部
マザーズ
ジャスダック
日本には主にこんな株式市場があり、そこで公開されている株式を証券会社経由で取引することができます。(上記市場は東京証券取引所に属します。ほかに、北海道、名古屋、福岡もあります。)
1.買う
2.保有する
3.売る
基本的にこれだけの非常に単純な仕組みですね。
証券会社に口座を開設して、取引資金を入金するだけで、だれでも株式投資を始めることができます。
ちなみに基本的な取引時間ですが、平日「9:00~11:30」と「12:30~15:00」の時間帯のみです。
平日の日中働いているサラリーマンはリアルタイムでの取引は難しいですし、仕事中にやっちゃだめですよ!注文を予約することで取引に参加できます。
証券会社に口座を開設することがスタート!
株式投資で利益を得る仕組みと長期投資のススメ
株式投資で利益を得る仕組みも非常に簡単です。
10万円で買った株が、50万円になったころに売却すれば、40万の利益を得ることになります。(正確には約20%の税金を引いて32万の利益ですね。)
ちなみにどれくらい儲けることができるかというと、プロ投資家でも年20%上昇させれば優秀と言われています。
100万円を投資した場合、1年後に120万円になっていれば優秀ということですね。
銀行に預けて置くことでつく金利(定期金利)がどれくらいか知っていますか??
年率0.001%程度ですよ!!
100万円を預けた場合、1年後に100万10円です!10円だけ増えます!(税金は考慮していません。)
銀行にお金を寝かせておくと全く増えません。もちろん減ることもありませんが。0.001%以上のリターンを狙うなら株式投資で十分に得る可能性はあります。
例えば2019年の日経平均株価でいうと、
年初来安値:19,241.37円(2019年1月4日)
年初来高値:23,591.09円(2019年11月8日)
⇒22%の上昇
今年の初めに買って持ち続けていれば、約22%上昇していることになりますね。
他にも日本の大企業トヨタ自動車はこんな感じですね。今年の日経平均の動きと同じような動きで、年末にかけて上昇してきてますね。

年初来安値:6,161円(2019年1月4日)
年初来高値:7,949円(2019年11月8日)
⇒29%の上昇
フリマアプリで快進撃を見せる「メルカリ」はこんな感じです。ベンチャー企業なので乱高下していますね。ジェットコースターですね。

年初来安値:1,784円(2019年1月4日)
年初来高値:3,545円(2019年3月28日)
⇒98%の上昇
マザーズ市場やジャスダック市場のベンチャー企業株は一獲千金の夢がありますが、リスクも大きいです。ハイリスクハイリターン株です。
デイトレーダーとして迅速な対応が取れない場合は手を出さないほうが良さそうです。
安定感のある会社の株を買って放置する。これがサラリーマンの買い方としては一番合っているかなと今は思います。
安いところで購入して、値上がりしたら売却する、これだけです。非常にシンプルです。
そのために、
・割安株
・成長株
・優待株
・不祥事株
などを探していきます。
安いところ買う、これから値上がりが期待できるものを買う。買ったら放置する。これが基本です。
※株価ではなく、配当利回りを狙う「高配当銘柄」投資、株主優待を狙う「株主優待銘柄」投資、新規上場株式を狙う「IPO銘柄」投資、投資信託、ETFなどもあります。これらもリスクを抑えながら株式投資を始められるので、サラリーマン、初心者にオススメのやり方です。
証券口座を開設して株式投資の世界へ
株式取引を行うためには証券会社に口座を開設する必要があります。
・ネット証券口座
・特定口座(源泉徴収あり)
サラリーマンが副収入目的に行うのであれば、この条件を満たしてください。
野村証券や大和証券などの店舗を持つ証券会社は取引手数料が高すぎます!サラリーマンが副収入目的に取引するには適しません。
取引手数料が安いネット証券会社を選んでください。
各会社で取り扱い銘柄数や、手数料の違いがありますが、初心者の方にとってはたいして大きな違いではありません。どこでもいいでしょう。

こちらの記事では、具体的な証券会社選びに関して初めて証券会社口座を開設する人向けに特徴を比較して紹介しています。
ネット上にもSBI証券と楽天証券のどっちがいいかというような比較記事がたくさんあります。あまり意味はないと思います。
どの証券会社も口座開設や口座維持する費用は一切かかりません。無料で口座を持つことが出来ます。無料で持てるのだからとりあえず開設して操作性などを自分で確かめるのが一番だと思います。
どこの口座開設するかで悩むのではなく、どんな手法で取引するか、どの銘柄を選ぶかで時間を使ったほうが良いですね。
またサラリーマンの方であれば、会社にはばれたくないと思います。そのため開設する口座は「特定口座(源泉徴収あり)」にしてください。
こうすることで証券会社が代わりに確定申告を行ってくれますのであなたが務める会社にばれることはなくなります。
サラリーマン初心者が株式投資を行う際の注意点
無事口座開設が完了したら、口座へお金を入金して取引を開始する準備を進めます。
こういったときにネット銀行口座を持っているとリアルタイム入金に対応できますので、ネット銀行口座も同時に開設しておくといいですね。
ネット銀行口座があれば、通帳を記帳するといったこともしなくてもリアルタイムで預金残高が把握できます。
ただいきなり取引するのはリスクがあるので、デモトレードをして練習してくださいね。
準備が整ったら買いたい株を選んでください。たくさん種類があるから悩むと思います。
本当にあっけないくらい簡単に、ゲームみたいに購入することができます。値動きが激しくない株を買って様子を見てください。
①買いたい銘柄を選ぶ→②買い付ける数量を決める(最初は1枚から)→③取引実行
損切について
株式投資をしていれば、利益が出ることもあれば損失が出ることもあります。ただそれらが確定するのは取引を完了した時だけです。
100円⇒130円(30円含み益)⇒200円(100含み益)⇒50円(50円含み損)
株は常に上下しています。買った時点より上がれば「含み益」が発生しますし、下がれば「含み損」が発生します。売らなければ利益も損失も確定することはありません。
サラリーマンの方が買う場合はデイトレードやスイングトレードは難しいので長期保有が基本になりますが、売買基準は設けたほうがいいです。
20%含み益が出たら確定売りをする
10%含み損が出たら損切をする
このように数値ルール化することをおススメします。明らかに上昇トレンドが続く場合は放置でも良いですが、下降トレンドに突入したらどこまでも下がります。
「きっともう少ししたら上がってくるはず!」こんな根拠のない期待をして含み損が膨れ上がるのを「塩漬け」と言います。
精神的には苦しいですし、資金を他に動かすこともできないので2重苦です。こんな状態になる前にさっさと売却して、伸びそうな別のところへ投資するのが良いですね。
株初心者の方は本当に「塩漬け」をしがちですので、見切りをつける癖を早い段階でつけましょう。そして「売った株のことは考えない!」これも大事です。
適切な損切を覚えていってくださいね。これが初心者脱却の第一歩です!株の世界で10戦10勝するのはかなり難しい、というか無理です!初心者には。
適切な損切をして、10戦4勝くらいを目指して、トータルでプラスになれば十分です。
売買手数料について
株を買う時も、売る時も手数料がかかります。デイトレードやスイングトレードをしないのであれば気にすることはありませんが、把握だけはしておいてくださいね。
各証券会社で異なりますのでお使いの証券会社で確認してください。
2020年現在では、株式売買に関する手数料はかなり低くなっていますし、どこの証券会社でもほとんど変わりません。そのためこれから始める人はそこまで神経質に比較検討する必要はありません。(特にネット証券会社では。)
絶対にやってはいけない信用取引
信用取引だけは絶対にやらないでください。普通に株式取引をしていれば、株の値下がりによって最悪の場合0円になってしまう可能性もあります。
倒産したりする場合ですね。最悪でも0円です。
しかし信用取引ですとマイナスに突入してしまいます。信用取引は預け入れたお金を担保に最大3倍(楽天証券の場合)の資金の取引を行うことができます。リターンも3倍、リスクも3倍です。超ハイリスク&ハイリターンですね。
FXほどではないですが、リスクが大きいので絶対に手を出さないようにしてください。
お金が欲しい心理状態の時ほど、ハイリスク&ハイリターンに手を出しがちです。でもよく考えてください。1億円持っている人の100万円の損失と、100万円しかもっていない人の100万円の損失はおそらく受けるダメージは全く違います。
今現在お金がないからほしい人は、失う可能性のあることに手を出してはだめです。立ち直ることができません。借金地獄が始まることになってしまいます。
僕自身も、信用取引で取引していた銘柄が連続ストップ安に張り付き、なすすべもなく赤字が膨らみ、200万円の借金へ転落しました。
信用取引をしていなければ貯金をすべて失って済んだ話です。信用取引はすべてを失う大きなリスクがあるので、絶対に手を出さないでください。
信用取引は投資ではなく、ギャンブルですからね。
やらない方が良いデイトレード(短期取引)
繰り返しますが、年20%程度の利益が取れれば超優秀です。一日で10%近く上下するような株もありますが、手を出さないほうが無難です。
心臓が痛くなりますよ。常に気になってしまいますよ。僕の実体験から。
デイトレーダーとして取引時間中ずっとチャートの前に張り付いていることができる人は良いですが、サラリーマンが買うのはお勧めできません。
マザーズ市場やジャスダック市場にあるベンチャー系の会社です。
うまくいけば大化けして20%どころか、2倍、3倍になる可能性も秘めていますが、その逆もあるという「ハイリスク&ハイリターン」ということは覚えておいてください。
1日、1週間、1か月単位で大きく上下していない安定感のある株を選ぶようにしてください。短期目線ではなく、長期目線ですよ、ポイントは!
また自分が良く理解していない会社の株を購入するのも止めた方がいいです。事業内容が説明できる会社の株だけを購入するようにしましょう。
今現在勢いがあるだけの株は、急落するリスクがかなり高いです。
株式投資は自己責任の世界なので、掲示板や口コミサイトで人気がありそうな株を購入するのは本当にやめた方がいいです!
結論:サラリーマンは、ローリスク&ローリターンの長期株式投資がおすすめ!
現在の貯金から3か月分の生活資金を差し引いて残った余裕資金を投資に回してください。絶対に間違っても貯金全額を口座にぶち込むなんてことをしちゃだめですよ!
最悪なくなっても構わない余裕資金で投資する!これ鉄則ですからね。
そしてサラリーマンの副業なので、デイトレードやスイングトレードもお勧めしませんよ。中長期ホールドです。買ったら放置です。
デイをやろうものなら日中ずっと株価のことが気になって仕事が手につかなくなりますからね。そんな状態ではいい仕事は絶対に出来ません。心の余裕を持ったトレードを行いましょう。
まとまった額の余裕資金で、リスク分散させた投資をすれば、銀行に預けて置くよりはるかに高いリターンを期待することができます。
労働収入で得られる収入は限界がありますから、投資収入が得られる環境を早いうちから整えておくことが長い人生を安心して生活できるポイントになります。

この記事では、投資の始め方についてまとめました。投資を行う目的の整理、投資を始める重要性、具体的な投資の始め方などをまとめています。
ぜひこの記事をお読みいただき、貯金の代わりに投資でしっかりとお金を増やすことを検討してみてください。