ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
この記事では、ロボアドバイザーによる自動資産運用について、これから始めてみたいという方に向けてお伝えしていきます。
・ロボアドバイザーって何??
・資産運用、株式取引って難しそう...
・簡単に、手間暇なく、投資を始めてみたい!!
このように考えている人にお役に立つようにまとめていきます。
結論からお伝えすると、「投資知識」がなくても運用を始めることが出来、少額分散投資が出来るので、普通に株式投資を始めるよりかなりハードルが低いです。
時間と知識をショートカットしてくれる分、取引手数料は少し高いです。このバランスのとり方は人それぞれです。
「WealthNavi(ウェルスナビ)」「THEO(テオ)」「楽ラップ」の3サービスの詳細をお伝えしますので、興味があるサービスだけでも目次から飛んでご確認ください。※随時最新情報を追記しています。
30年ほど前までは、普通預金で2~3%程度、定期預金で5%程度の金利がついていたので、銀行に預けて置くことで資産を増やすことが出来ました。
一方現在の普通預金金利は0.001%程度です。銀行に預けて置くだけでは資産を増やすことは不可能な時代です。
人生100年時代、老後資金2000万円問題などいろいろ不安が多い時代ですので、少しでも早く自己防衛を行うことが正解ですね。
ぜひ一緒に学んで実践していきましょう!
クリックできる目次
ロボアドバイザー投資とは?
ロボアドバイザー投資とは、その名前の通りロボット(AI)が自動で資産運用を行ってくれるサービスです。
そんなロボアドバイザー投資には2種類あります。
1.投資アドバイス型
➡AIがアドバイス「だけ」をしてくれます。
2.投資一任運用型
➡AIがアドバイスから購入、調整まで「すべて」をしてくれます。
初心者の方には圧倒的に「投資一任運用型」のロボアドバイザーを利用することがお勧めです。

投資で一番大変なのは「どの金融商品を購入すればよいか??」です。ある程度の投資知識や経験がないと判断が難しいです。
さらに長期投資を行う上では買って放置ではなく、買った後の調整も大切になりますので、ここでも投資知識や経験が必要になります。
アドバイス型も一任運用型も、いくつかの質問に答えることで「あなたにオススメの金融商品」を教えてくれます。
しかしアドバイス型は教えてくれるだけです。実際に購入するのも、購入後の調整も全部自分でやる必要があります。
ここも大変なので、購入~調整まで自動で行ってくれる一任運用型が圧倒的にオススメする理由です。
それではさらにロボアドバイザーの特徴とデメリットについても見ていきましょう。
ロボアドバイザー投資の特徴
・知識、経験がなくてもだれでも始めることが出来る
・全部自動なので時間がない人でも出来る
・オンラインで比較的少額から始めることが出来る
・長期、国際分散、積立投資が実現出来る
資産運用の初心者、未経験者にとって優しい特徴が多いです。一口に資産運用といっても非常にたくさんの金融商品が存在します。
国内外株式 / 国内外債権 / 投資信託 / ETF / 不動産 / 保険
さらに同じ金融商品内でも「予想利回り」「手数料」「リスク」などを検討する必要もあります。これは未経験者・初心者にはかなりハードルが高いです。
正直、何を検討すればいいのか、何が良くて悪いのか、そんなこと分からないですよね?
ロボアドバイザーを活用することで、国内外にたくさんある金融商品の中から、あなたに合ったものを選び、さらに自動運用をしてくれるので、とてもありがたいサービスと言えます。
一昔前まで自動での資産運用は、一部の富裕層が証券会社と一任契約を取り交わし、専属の運用担当者が行うものでした(=ファンドラップ)。
これがテクノロジーの進化によってロボット(AI)がやってくれるようになったので、一般庶民でも利用できるようになりました。

証券会社の専属の運用担当者がロボットに変わったということで、手数料も少なく、投資金額も少なく始められるということです。
余談ですが、大手企業に勤めている方は「企業型確定拠出年金」に入られている方が多いと思います。
入社時に会社に言われるがままに自分の投資ポートフォリオを作成したのではないでしょうか?
僕も新卒で入社した会社の新人研修の一環で証券会社の方から説明を受け、5つほど投資先を決めました。
全く興味ない人にはわけが分からないことだったと思いますが、そのような人も多いのではないでしょうか?
企業型確定拠出年金の場合、自分自身で投資先配分を調整できるので、ロボアドバイザーを活用し勉強してみるのも良いと思いますよ。
ロボアドバイザー投資のデメリット
・株式購入に比べ手数料が割高
・投資一任型の場合には、NISAが使えない
・金融知識、資産運用経験がたまらない
デメリット1:株式取引や投資信託に比べて手数料が高い
素敵な特徴があるロボアドバイザーですがもちろん苦手な面もあります。その一つが「手数料」です。
ロボアドバイザーの平均的な手数料は、運用資産の「年率1%」程度です。つまり100万円を運用した場合、1年間で1万円の手数料が発生します。
一方、楽天証券で100万円相当の国内株式を購入する際の手数料は640円(税込)です。購入して一年間放置した場合の手数料は、最初の購入時にかかる640円のみです。
「1万円」と「640円」の手数料。株式取引に限定した場合、ロボアドバイザーの手数料はかなり割高だと言えますね。
また、長期、分散、積立投資の王道の「投資信託(パッシブ型」と比べてもロボアドバイザーは割高だと言わざるを得ません。

楽天証券内で人気の投資信託「eMAXIS Slim 米国株式」を例に出します。買い付け時手数料は無料です。信託報酬を含む年間の管理費用は0.0968%です。
ロボアドバイザーの「1%」と「0.0968%」を比べれば、圧倒的に投資信託の方が低コストです。
このようにロボアドバイザー利用時の手数料は割高である点は否めません。
ですが、自分で一から勉強して、購入銘柄を選び、購入後の調整などをすべて自分で行く事の手間暇をショートカットするための手数料と考えれば納得できる範囲内かなとは思います。
デメリット2:NISAが使えない
また、最近話題の「NISA=小額投資非課税制度」という政府の優遇制度を利用できない点も残念なところではあります。
金融商品の売買益には約20%課税されます。以下のようなイメージです。
1.100万円で購入した株が200万円になった
2.売却したら、100万円の利益が出た
3.100万円の売却益に約20%課税される
4.口座に残るのは80万円
結構税金で持ってかれてしまいます。しかし、NISA口座を使えばある程度(年間120万円)までは免税措置が取られます。
ただ、ロボアドバイザーは長期取引が大前提なので頻繁に売買して売却益を上げることを目指すものではないので、そこまで気にする必要はないかなと思います。
僕も正直、ここは悩みどころです。
・ロボアドバイザーを使って最終的な運用益が20%以上になれば良しとする。
➡最終的な売却時に課税はされるが、それをはるかに上回るパフォーマンスを信じる!
・NISAを使って自力運用で資産を増やし、売却時に免税の恩恵を受ける。
➡自力運用なのでパフォーマンスは低くなるだろうが、免税されるので良しとする!
これはどっちが良いとかじゃなくて、個人のスタンスの問題だと思いますね、正直なところ。
NISAは運用期限や運用額に制限があるので、これから20年、30年と資産投資を考えるのであればロボアドバイザーのほうが良いかなと、30代の僕は思っています。
もちろん両方使うというのもありなのですが、そもそもの運用資金がそこまでないので悩んでいます。
ある程度まとまった運用資金を持っている方は、ロボアドバイザーとNISAの両方をやられるのがいいかもですね。
デメリット3:金融知識、資産運用経験がたまらない
そもそものお話として、ロボアドバイザーは初心者、未経験者でも簡単に始めることが出来るので、自分で資産運用を行っている感覚がないです。
自分で勉強をする必要もないので、知識も身につきません。
これは楽で便利な反面、長い目で見たときにはデメリットにもなりうるかもしれません。
自分の大切なお金を預ける以上、ある程度は基礎知識を持っていた方がいいかなとは思います。
増え続けるのであればいいですが、減少する局面も必ず出てきます。そのような時に知識が全くないと怖くて解約して資産運用を止めてしまうことにつながりかねません。
「長期投資」が大前提なので、数年でのプラスマイナスに一喜一憂するものではないです。上昇と下降を繰り返すことを最低限知っておくことが大切です。
ロボアドバイザーは「長期、国際分散、積立投資」が得意です。目先の利益ではなく20年、30年単位での資産運用を考えている人に最適なサービスです!
一番最初にご紹介するのは、WealthNavi(ウェルスナビ)です。
ロボアドバイザーNo.1の実績を誇り、利用者が急増しているサービスです。主だった特徴を紹介しますね。
1.「長期・積立・分散」の資産運用を自動化
ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づき、6~7つのETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資します。

これまでは富裕層しか利用できなかった資産運用術をテクノロジーの力でだれでも利用できるようになりました。
2.忙しく働く世代向けのサービス
スマホやパソコンから5つの質問に答えるだけで一人ひとりに合った運用プランを提案し、資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化まですべて自動で行います。
とにかく手間暇を最小限に投資を始められるように配慮されています。スマホアプリがグッドデザイン賞を受賞し使いやすいことにも定評があります。
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3.多彩な機能で快適な資産運用をサポート
・資産運用の目標達成をサポートする「ライフプラン」機能を導入し、目標達成のシナリオを見える化し、ぐっと長期資産運用のイメージを持ちやすくなりました。
・「リバランス機能付き自動積立」で、一定額を買い増しするだけではなく、保有資産内の調整も全自動で行ってくれます。
・「自動税金最適化(DeTAX)機能」で、「譲渡益に対する税負担」を最適化してくれます。投資信託からの分配金や資産調整で利益が出ると課税負担が生じます。
利益が出たタイミングで損を抱えている資産を処分することで、利益を相殺し税負担を最小限になるように自動調整してくれます。
4.シンプルな手数料・資産運用アルゴリズムも公開
手数料は預かり資産の1%(年率、税別)のみ。資産運用アルゴリズムを公開しており、ホームページ上でだれでも確認することが出来ます。
5.様々な証券会社、金融機関と連携
・WealthNavi for SBI証券
・WealthNavi for ネオモバ
・WealthNavi for ソニー銀行
・WealthNavi for 横浜銀行
・WealthNavi for 住信SBIネット銀行
ネット証券No.1のSBI証券をはじめ、様々なところと連携を進め、それぞれの口座を持っている利用者にもウェルスナビが使えるようにしています。
特に、ネオモバ(SBIネオモバイル証券)では、「WealthNavi」として初めて、最低投資金額を1万円に設定。また、自動積立も5,000円から設定可能となっています。


ロボアドバイザーの中で一番多くの人に使われているだけあって、必要な機能は網羅されていますし、独自性のある機能も備えています。
今回色々調べた結論として、ロボアドバイザーを始めるならウェルスナビかなと思っています。
運営会社 | ウェルスナビ株式会社 |
---|---|
最低投資金額 | 10万円から |
手数料 | 年率1%(税別) |
投資対象 | 海外ETF(上場投資信託)(6~7種類) |
自動積立有・無 | 有り、1万円から |
利用実績 | 預かり資産:2,400億円、口座数:31万件【2020年6月時点】 |
スマホ対応有・無 | 有り、グッドデザイン賞受賞 |
サービス開始時期 | 2016年7月 |
ロボアドバイザーNO.2:THEO(テオ)について

次にご紹介するのがTHEO(テオ)です。
基本的な機能はウェルスナビと一緒です。
THEOのポートフォリオは、最大30種類以上のETF(上場投資信託)から構成されています。それらポートフォリオの「組合せ運用」が大きな特徴です。
・長期的な値上がり益重視のグロースポートフォリオ
・安定性重視のインカムポートフォリオ
・株式との相関を避けてリスク軽減を狙うインフレヘッジポートフォリオ
目的別の3つの機能ポートフォリオを組み合わせ、231通りの中からあなたにピッタリの運用ポートフォリオを作成してくれます。

細かく分解すると、投資先は世界86の国・地域、最終的な投資対象は11,000銘柄以上になり、徹底的な分散投資が行われます。
ただ、この機能は直感的な分かりやすさはありますが、運用を始めてみないと良い悪いの判断はできないかなと思います。
スマホアプリも用意されていますので、スマホからお手軽に少額投資を始めるのに適したサービスですね。

さらにロボアドバイザー投資を継続する上で重要な手数料について、独自の割引制度を設定している点も見逃せません。
通常1.0%の手数料が、取引状況に応じて最大0.65%まで割引されます。最大35%の割引率です。

100万円以上運用して、0.7%(税別)まで持ってこれればかなり良い感じですね。
毎月積立をするという前提条件は付きますが、ロボアドバイザー投資を利用する際は積立投資が推奨されるので問題なくクリアできると思います。
その場合、基本手数料は0.9%となるので、ウェルスナビより0.1%低くなるので注目です!
Tax Optimaizer(税金自動最適化)機能もあります!
ウェルスナビのDeTAX(税金自動最適化)と同等の機能がTHEOにも実装されています。
ロボアドバイザーによって自動的に保有商品のリバランスが行われますが、その際に発生する利益や損失を自動で最適化してくれる機能のことです。
仕組みはかなり複雑なのですべて理解することは難しいですが、この機能があるほうが良いのは確かですね。
≪残念なお知らせ≫
THEOは長らく「1万円から始められるロボアドバイザーサービス」として利用者を拡大してきましたが、2020年4月より最低投資金額を10万へ引き上げられることになりました。
よく比較されるウェルスナビは10万円からなのに対して、TEHOは1万円から始められる点が差別化ポイントでしたが、同じ10万円になりました。
目に見える違いは「手数料」です。運用成績は「同じタイミングで」「同じ金額を積立」「同じ期間保有」するという条件下でなければ比べられません。
なかなか運用成績を比較するというのは簡単ではありません。目に見えて分かる「手数料」「使い心地」で判断する必要がありますね。
THEO+ docomoの特徴
docomoを利用している方は、下記3つの特徴があるので「THEO+docomo」を検討する方がいいです。(基本機能はTHEOとすべて同じです。)
さらに、通常のTHEOが10万円からしか利用できないのに対して、THEO+docomoは1万円から始めることが出来ます!
もちろんdocomo以外のキャリアをご利用の方も申込できます。
1:dポイントと連携すると毎月ポイントがもらえます
投資資産額に合わせて毎月dポイントがもらえ、ドコモ回線ならポイントが1.5倍になります。
2:dカードと連携するとおつり投資ができます
dカードでお買い物をすると、設定金額に応じて端数を「おつり」として自動でTHEO+ docomoに積み立て。余った小銭を貯金箱に入れる感覚で、おつりを自動で投資に充てることが出来ます。(※最低金額1万円に達すまでは投資は行われません。)
≪対象者≫
① ご本人名義のdカード(dカード、dカード GOLD)をご契約中の方
② ご本人名義のドコモ携帯回線をご契約中の方
③ ①②及び、「THEO+ docomo」の証券口座のご名義がすべて同一な方
3:ドコモ口座と連携するとワンクリック入出金ができます
ドコモ口座からのワンクリックでの入金や、THEO+ docomoで運用中のお金の一部をドコモ口座に出金することができます。
※ドコモ口座は、ネットやアプリ上で送金やお買い物ができるバーチャルなお財布です。
≪2020年2月追記≫
ロボアドバイザーTHEO単独の運用資産が600億円を突破しました。さらに口座数は11万5千件に達しました。
ロボアドバイザー投資の勢いが止まりませんね。
運営会社 | 株式会社お金のデザイン |
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最低投資金額 | 1万円から |
手数料 | 年率0.65%~1%(税別) |
投資対象 | 海外ETF(上場投資信託)(最大30種類以上) |
自動積立有・無 | 有り、1万円以上1,000円単位 |
利用実績 | 預かり資産:500億円、口座数:10万件【2019年10月時点】 |
スマホ対応有・無 | 有り |
サービス開始時期 | 2016年2月 |
楽天証券が提供するロボアドバイザー:楽ラップについて

最後にご紹介するのが楽天証券が提供する「楽ラップ」です。
楽ラップは、楽天証券があなたの代わりに資産の配分や売買・管理などの資産運用を行うロボアドバイザーサービスです。
普段から楽天証券を利用されている方は、新しく口座を開設することなく簡単に始めることが出来ます。
楽ラップの最大の特徴は「TVT(下落ショック軽減)機能」を搭載している点です。
TVT機能とは、株式市場の値動きが大きくなり、その状況が継続すると見込まれる場合に、一時的に株式の投資比率を下げ、債券の投資比率を上げることで、資産全体の値動きのブレを軽減するための機能です。
TVT発動後、株式市場の値動きが落ち着いてくる過程では、徐々に通常の配分に戻していきます。
このような下落ショックの影響を軽減する調整によってリスクを少なくすることが出来ます。これが楽ラップの最大の特徴です。
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また、手数料が2パターンありますが、固定報酬型で年率0.715%(税込)となり、コスト面でかなり優秀です。ウェルスナビは1%ですからね。
将来得られるリターンは誰にもわかりませんが、コスト面だけは明確ですからこの点は重要な判断材料です。
さらに2020年3月22日より、初回契約時資金を従来の10万円から1万円へ引き下げられました。
より多くの人に利用してもらうため始めるためのハードルが下がりました。本格的なロボアドバイザーでは唯一1万円から始めることが出来ます。(THEOは逆に10万円へ引き上げられました。)
ただし、その他の機能面ではウェルスナビやTHEOに比べると若干見劣りがしますね。
1.投資対象銘柄が国内限定
楽ラップでは国内の投資信託を投資対象としており、投資対象ファンド一覧表として公表されているものが15銘柄です。
もちろん、国内外株式、国内外債権、不動産などへの分散投資が行われますが、ウェルスナビやTHEOの分散に比べると弱い感じがします。
2.運用コースの制限
楽ラップでは、基本資産配分が異なる5種類の運用コースに加え、株式への投資比率が最も低い運用コース以外には、「下落ショック軽減機能(TVT機能)」付きの運用コースが提供されます。

最大9コースということで、少し柔軟性に欠ける印象があります。
3.運用体制
ウェルスナビやTHEOでは、ノーベル賞受賞理論に基づく独自アルゴリズムに基づく取引をが行われます。
一方楽ラップの資産配分では、世界で実績のある資産運用会社(マーサー・インベストメンツ)からのアドバイスをもとに決定します。
ノーベル賞理論に基づくアルゴリズムと、実績のある資産運用会社のアドバイスのどっちが優れているか判断は難しいですが、テクノロジーの進化の恩恵が受けられるほうが良さそうな印象はあります。
このように、ロボアド専業サービスに比べて楽天ラップは見劣り感があります。普段から楽天証券を使っている方がお試しで始めるにはいいかもですが、最初の1社としてはお勧めできないかもです。
手数料が1%を切っている点はかなり良いとは思いますけど、運用利回りへの期待が持ちづらいです。(海外ETFに投資しないというところは引っかかりますね。)
運営会社 | 楽天証券株式会社 |
---|---|
最低投資金額 | 1万円から(2020年3月22日より引き下げされました) |
手数料 | 1.固定報酬型 :年率0.715%(税込) 2.成功報酬併用型:年率0.605%(税込)+運用益の5.5% |
投資対象 | 国内の投資信託 |
自動積立有・無 | 有り、1万円以上1円単位 |
利用実績 | 2万人【2018年3月時点】 預かり資産:639億円(2019年12月末時点) |
スマホ対応有・無 | なし |
サービス開始時期 | 2016年7月 |
まとめ:ロボアドバイザー投資は投資に時間をかけることが出来ない多忙な人の資産形成をサポートしてくれます!
今回3つのロボアドバイザーをご紹介してきました。それぞれ特徴がありますが、基本的には同じような機能を持っていると思われますね。
そのためどこを使うかは、下記2つで検討するのがいいですね。
・最初の投資額
・手数料
こんな分け方ですね。
共通した結論としては自分で株式取引を行ったり、投資信託を購入するより、ロボアドバイザーを活用したほうが手間暇なく成果を出しやすいということですね。
一昔前までは富裕層しか使えないサービスがテクノロジーの進化によって利用できるようになったんですからね。これはテクノロジーの恩恵を受けるのが良いですよね。
あと最後で、一番大事なことです。
ロボアドバイザーを活用した資産運用は「長期投資・積立投資」が大原則です。10年、20年、30年という長期間投資を続けお金を増やすというスタンスです。
1か月後、1年後とかを気にするものではないということです。お金が増えることはうれしいですが、減ることにはとても敏感で心配になるのが人間です。
でもロボアドバイザーを行う上では、一喜一憂するのは全く持って無意味です。「目先のことは考えない!」このスタンスで行きましょう!
だから、月1万円をコツコツ積み立てていくのです。一気に1000万円とか購入して、その直後にリーマンショック、東日本大震災のようなことが起きたら、とんでもない大暴落で大損です。
また、口座から自動引き落としで積立されるので、「強制貯金」になります。お金を貯めるのが苦手な人こそ、積立投資を本当にオススメします。
お金を貯金する原則は、余ったお金を貯金するのではなく、貯金する金額を給料から天引きしてしまうことです。
最後に気になる、予想利回り、つまりどれくらいお金が増えるのかということです。
これは過去の成績を公開していたり、そこから未来の予想を出すことはできますが、正直あてになりません。
リーマンショック級の出来事がいつ起こるかなんてわかりません。東日本大震災級の災害がいつどこで起こるか分かりません。トランプ大統領がいつまで続くか分かりません。
分からないことだらけなので過去1年間、5年間、10年間の成績なんて、これからの未来には関係ありません。
ウェルスナビとTHEOではどっちのほうが運用利回りが良いのかなんて、だれにもわかりません。
そういうものだと考えておくほうが気が楽ですよ。
少額でもいいので、少しでも若い時からコツコツ継続することが何より大切だということだけは確かですね。

この記事では、投資の始め方についてまとめました。投資を行う目的の整理、投資を始める重要性、具体的な投資の始め方などをまとめています。
ぜひこの記事をお読みいただき、貯金の代わりに投資でしっかりとお金を増やすことを検討してみてください。