ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
今回の記事では、プログラミングの独学についてお伝えしたいと思います。
・プログラミングって独学できるの??
・副業としてプログラミングに取り組みたいけど実際どうなの??
こんな疑問をお持ちの方に向けて書きました。
最近よくプログラミングについて耳にする機会が増えましたよね?2020年からは小学校でもプログラミング学習が始まりますしね。
パソコン1台あればどこでも作業可能なので、「副業」としても注目を浴びているので、興味をお持ちの方も多いかと思います。
この記事では「WEB制作」に関するプログラミング言語学習と、学習後の稼ぎ方モデルについてお伝えしたいと思います。
僕自身は、完全な文系で営業系職種に従事してきたので「プログラミング???」という状態でしたし、今でも初心者に毛が生えている程度です。
ただ本業でWEB制作に携わっているので「依頼する立場・依頼される立場」については少し詳しいです。
これからプログラミングを学習してみようかな、稼げるのかなと思っている方にはヒントが見つかると思いますのでどうぞ。
クリックできる目次
プログラミング言語の種類とは?
プログラミング言語にはたくさんの種類があり、この記事では一つ一つの言語を解説するということはしません。
というか、僕自身プログラマーでもITエンジニアでもないので語る資格もありません。
そのためまずは、公表されているデータをもとにプログラミング言語の全体傾向を分かりやすくお伝えしますね。
プログラミング言語別利用ランキング
オランダのTIOBE Software社が複数の検索エンジンの検索結果から、各プログラミング言語がどれだけネット上で話題になっているかを毎月ランキング形式で公開しています。
間接的にではありますが、実際に利用されている、またはこれから利用される注目のプログラミング言語ランキングとして捉えることができるものです。

この表は2019年11月と2018年11月のデータを比較した表です。1位「Java」、2位「C」、3位「Python」となっていることが分かるかと思います。
7位「JavaScript」、8位「PHP」の言語は、この後WEB制作副業として取り組む言語としてお伝えします。
もう一つ別のランキングもお伝えします。
2018年10月に日経 xTECHが「プログラミング言語実態調査」をWebサイト上で実施しました。
この調査で現役ITエンジニアがどんなプログラミング言語を使っているのかがまとめられました。
日本の現役エンジニアが実際に使っている言語を調査したものなのでより身近なデータですね。
1位「C/C++」、2位「JavaScript」、3位「C#」、4位「Java」、5位「Python」となっています。
上記のTIOBE Software社の公表データに近しい結果となっていますね。
2つのデータを通して「C系言語」と「Java」が実用度の高い言語ということが読み取れるかと思います。
≪2019年11月19日追記≫
日経 xTECHは2018年に引き続き「プログラミング言語実態調査」のアンケートをWebサイト上で実施し結果を公表しました。調査期間は2019年9月26日~10月18日。440人の会員から回答を得たデータです。
(※「あなたが現在使っているプログラミング言語は何ですか」という設問に対する回答の内訳。1人当たり最大3つ選択してもらった。)
Pythonの飛躍が目立つ結果ですね。最近はやりのAIシステムやデータ分析システムに利用されているので、利用者が増加しているのでしょうか。
最新のデータとして目安にしてください。
プログラミング言語別年収ランキング&求人数
2018年8月7日に株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジン「スタンバイ」で、「プログラミング言語別年収ランキング2018」(提示年収の中央値ベスト10)を発表しました。
順位 言語 年収中央値
(万円)最大提示年収
(万円)求人数
(件)1 Go 600 1,600 2,202 2 Scala 600 1,300 1,489 3 Python 575.1 1,499 9,344 4 Kotlin 575 1,200 961 5 TypeScript 575 1,200 667 6 R 574.8 1,000 220 7 Ruby 550 1,200 11,676 8 Swift 550 1,200 3,353 9 Perl 525 1,200 4,509 10 C 525 1,000 9,347 このランキングは、スタンバイに掲載されている正社員の求人情報約324万件を対象に、
各プログラミング言語名が含まれる求人情報の提示年収の中央値を集計したものです。
※年収中央値が同じ場合は最大提示年収が高く、求人数が多いものの順位を上位とする。引用元:BIZ REACHプレスリリース
1位「GO」、2位「Scala」、3位「Python」となっています。先ほどの利用ランキングに出てくるプログラミング言語の順位とだいぶ違うことが分かりますね。
もう一つ別のランキングです。
2019年6月にレバテックキャリアでは、2018年度に新規で発生した正社員向け求人データをもとにプログラミング言語別のランキング調査を実施しました。
※レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。

レバテックキャリが保有する求人情報の中でという限定は付きますが、1位「Java」、2位「PHP」、3位「Ruby」となっています。
JavaとPHPで全体の45%近くをとっているという点も注目ですね。
ここまで、利用別ランキング、年収ランキング、求人数ランキングと各種データをご紹介してきました。
TIOBE Software社 | 日経 xTECH | スタンバイ | レバテックキャリ | |
1位 | Java | C/C++ | GO | Java |
2位 | C | JavaScript | Scala | PHP |
3位 | Python | C# | Python | Ruby |
4位 | C++ | Java | Kotlin | C系言語 |
5位 | C# | Python | TypeScript | JavaScript |
7位 | JavaScript | VisualBasic | Ruby | |
8位 | PHP | PHP | Swift |
このランキングに出てくるプログラミング言語について詳しく知りたい方は別途検索してください。たくさん情報は出てくると思います。
仕事としてプログラミング言語を学習する上で大切なポイントは、
・需要がある言語なのか
・その言語で得られる平均年収はどうなのか
・その言語の求人数はどうなのか
この軸で検討を始めることですね。
さらにその上で、学習する「目的」を明確にすることが大切です。
・まったくの初学者がキャリアチェンジのために
・プログラマー、ITエンジニアのステップアップのために
・副業として取り組むために
このように各自の目的別にプログラミング言語を選んで学習するという流れですね。
全体傾向を把握し、自分自身の目的と照らし合わせて戦略的に取り組むことが重要だといえますね。
現役エンジニアが今後スキルを磨きたい/学びたくないプログラミング言語について
日経 xTECHが2019年9月26日~10月18日の期間に「プログラミング言語実態調査」を行い、440人から回答を得たデータを基にお伝えします。
最初にご紹介するのが「今後スキルを磨きたいプログラミング言語」ランキングです。
第1位は「Python」
第2位は「JavaScript」
第3位は「HTML/CSS」
という結果でした。ここまでご紹介してきたランキングを踏まえても「Python」と「JavaScript」の需要が高いことが分かりますね。
逆に今後学ぶ必要がないと考えるランキングもご紹介します。
今後プログラミング学習をしたり、さらにスキルを磨いていく際の一つの参考にしてみてください。
初心者が副業するのにオススメのプログラミング言語は?
プログラミング言語のざっくり概要をお伝えしてきました。
ここからはプログラミング言語を活用して副収入を得るための言語に的を絞りお伝えしたいと思います。
これからゼロから学習して、副業収入を得る手段として最も有望なものは「Webサイト制作関連」です。
WEBサイト、LP制作であれば、副業として案件を獲得できる可能性が十分にあります。それ以外の業務はプログラミング初心者が学習しても案件獲得はかなり難しいと思います。
WEBサイト制作に関連して必要となるプログラミング言語です。
・HTML(マークアップ言語)
・CSS(スタイルシート言語)
・JavaScript(フロントエンド言語)
・PHP(サーバーサイト言語)
・Ruby(サーバーサイド言語)
WEBサイト、WEBサービスを構築するためには上記の言語を使って制作をすることになります。先ほどご紹介したランキングにも表れていた言語もありますね。
WEBサイト、WEBサービスというのは日々新しいものが作られているので、需要は安定してあります。
またさっきのランキングの通り、副業レベルではなく本業としても取り組める可能性は持っています。
ただ、WEBサイトを制作することに限定すると、これはプログラミングではなくコーディングという作業です。プログラマではなく、コーダーと呼ばれるものです。
コーダーのほうが取得難度も低く、案件単価も安い傾向にあります。
そのため本業としてコーダーを目指すというのは正直お勧めできませんが、副業としてコーダーを行うということは全然ありだと思います。
僕は新潟でWEBマーケティング業に携わり、お客様のWEBサイト構築や、構築後の運用支援に携わっています。
地方にはまだまだWEBサイトを持っていない会社も多いですし、そういった会社も簡単な自社サイトを構築したいというニーズは山ほどあります。
ニーズはあるけど、東京の会社に数百万円も出して制作する余裕はないという感じですね。
そこで10ページ以内の簡単なサイトを50万~100万くらいの予算で作りたいというニーズが一番強いと日々感じています。
そしてこのレベルのWEBサイトであれば、副業としての制作も十分可能ですね。本当に複雑な機能、アニメーションとか求められませんから。
紙の会社案内パンフレットのWEB版を作りたいといった感じですね。
それだけなら、HTML、CSS、JavaScriptをしっかりと学べばほぼカバーできますね。
初心者が副業のために学ぶ言語=HTML/CSS/JavaScriptから!
さらに一歩進んで、WEBサイトは制作した後の「保守管理」も大切です。
たいていはこの保守管理も制作した業者にお任せるする流れになるので、ここまでできる対応力を身に着けておくと、「月額保守管理費」という固定収入も見えてきます。
日本ではWEBサイトの大半は「WordPress」というシステムで作られています。
そのためこれからWEBサイト制作スキルを学び副収入を得る上では、WordPressに関するスキルも一緒に身に着けておくといいですね。
WordPress構築できれば、保守管理業務もある程度請け負うことができますので。
また、WordPressはPHP言語で構築されています。ご自身でブログ、サイト運営されている方もWordPressを使用していることがほとんどだと思います。
PHPが使いこなせるようになれば、自分のサイトもカスタマイズし放題ですね。というか自分のサイトをカスタマイズしてそれをもとに案件獲得につなげる必要がありますね。
さらに一歩進んでPHP言語を学び、WordPressをいじれるようにする!
プログラミング言語を独学する上で参考になるサイト
副収入を得るために学ぶべき言語が定まりましたね。
1.HTML/CSS
2.JavaScript
3.PHP
ここからは「じゃあどうやって勉強するの?」ということをお伝えしますね。
・書籍で独学する
・無料のオンラインサービスを活用する
・スクールに通う
この3パターンに分けられますね。
僕は2番目の「無料のオンラインサービス」を活用して学習を進めましたので、実際に使用したサービスをご紹介しますね。
Progate


一つ目に活用したのが「Progate(プロゲート)」という学習サービスです。
・プログラミング言語ごとにレッスンコースが設けられている
・レッスンコースは無料コースと有料コースがある
・学習を進めるとレベルアップするゲーミング要素アリ
・説明スライドでの学習と実際に手を動かしてコードを書く作業
特徴を列挙するとこんなところですかね。
無料でできることも多いですが、レッスンの後半は有料コースになっているので、一つのレッスン(例えばHTML/CSSコース)をすべて学ぶためには課金が必要です。
出される課題に対して忠実に再現して次に進んでいく感じです。ひとつのレッスンを5周くらいやって基礎を確実に叩き込む使い方が良いですね。
ただ、課題をなぞっていくだけなので応用性は広がりにくいです。プロゲートだけやっても実用的なスキルとしては使えないでしょう。
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こんな風にスライドで分かりやすく説明してくれるのがプロゲートの一番の特徴だと思います。
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説明を見たら、実際に手を動かしてお手本通りになるように作業するという流れで学習していきます。
5周程度やったら、「サイト模写」と呼ばれる工程へ進んでスキルアップしていくのが良いですね。
実際のサイトの言語構造をそっくりそのまままねて構築し、同じような動きのサイトを作るということです。
Twitterなどで「サイト模写」「サイト写経」と入力して情報取集することをおススメします。
ドットインストール


2つ目に活用したのが「ドットインストール」というサービスです。
・3分程度の動画で説明
・自分のPC上に実際の作業環境を構築する
・自分のPC上で実戦さながらにコードを書く
・無料コースと有料コースあり
・動画の文字おこし機能、ソースコード閲覧機能などは有料のみ
ざっとこんな感じの特徴がありますね。
ドットインストールでは「Atom」というテキストエディタを使うのですが、これがいい感じでした。(※Atomは無料のテキストエディタで、ドットインストールのものというわけではありません。)
自分のPC上で好きなように入力して、表示や動きを確認できるので「やっている感」がすごくあります。

動画を見て学習するというスタイルが分かりやすくていいです。先生が話しながら、コードを書きながら説明してくれるので、何度も繰り返し見て自分でも真似をして手を動かします。
有料会員になると、デモサイトのコードが見れたり、動画音声の文字おこしが見れたり、学習効果を高めることができるようです。
本当の本当の初心者から始めるなら、プロゲートで5周くらいして、ドットインストール見ながら環境構築して実際に手を動かす。
そんでドットインストールで一通り手を動かしたら、「サイト模写」「サイト写経」をやってみるという流れが効率よく独学できるかなと思います。
ポートフォリオ作成の重要性
「ポートフォリオ」と言って自分の制作したWEBサイト、WEBサービス、アプリなんかをいつでも見せられるようにきちんとまとめておきましょう。
要するに実績ですね。この程度のレベル感のものを作れるということ伝えるのに必要なものです。
どんなに口で出来ますって言っても、実績がなければ仕事はお願いできません。当たり前ですが。
そのため、勉強して「形に残す」ということが案件獲得には必要不可欠です。
私がWEBサイト制作業者を選定する際には、どのような制作実績があるのか必ず調べます。いくら安くても実績がなければお任せすることは絶対にありません。
それくらい「実績=ポートフォリオ」は重要なものです。これを作らないことには案件獲得はあり得ませんので、必ず作りましょう。
サイト模写、サイト写経、それをカスタマイズしたもの、完全オリジナルなもの、何でもいいです。自分で手を動かして作ったものが実績です。
学習する⇒手を動かす⇒ポートフォリオにまとめる
クラウドソーシングサイトを使った案件探し
ポートフォリオまで作り、仕事を受注できるレベルまでスキルアップしたら、いよいよ案件探しです。
副業で取り組むのなら「クラウドソーシング」で案件獲得を目指すことがお勧めです。
クラウドソーシング最大手の「クラウドワークス」で探してみてください。

案件一覧から、「ホームページ制作」を選ぶとこんな感じです。

ここまでは会員登録しなくても見ることができますので、イメージを作るためにもいったん案件を見てください。
どんなことが求められているのか、お金を稼ぐための具体的なゴールが分かると思います。
案件獲得のゴールが明確に分かれば、その条件を満たすように勉強し、ポートフォリオを積み上げるのみです。
参考書を1ページ目から順番にめくるような勉強方法は大人には必要ありません。必要なのはゴール要件を満たすような勉強方法です。
プログラミング言語は独学orスクール、どっちがいいの?
これは永遠のテーマのような気がします。Twitter上とかでも盛んに議論されていますよね。
特に有料のプログラミングスクールのどこがいいのか、というのは非常に激しく議論されていますよね。
先ほど紹介した無料のサービスと、下記の有料スクール3社を比べて、自分にとってベターな選択をするのが良いですね。
かんたんに1社ずつご紹介します。
CodeCamp(コードキャンプ)
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CodeCampさんは、スキルアップのための学習面に特に力を入れている印象がありますね。
TechAcademy


TechAcademyさんは、転職サポートが充実している印象です。学習した後の出口が用意されているのは、本気でキャリアアップを目指す人にとっては心強いところですよね。
TECH::CAMP


上記2つが完全オンライン学習なのに対し、TECH::CAMP(エンジニアスクール)さんは教室での学習がメインになります。
費用も月額14,800円から学ぶことができるため、割安に見えますね。
僕はスクールには通っていないので、どこがお勧めとかをお伝えすることができません。ネット上の口コミ等をよく読んで判断をしていただければと思います。
ただ、、、プログラミング学習する人を狙った悪質なスクールや商法が流行っているようなので評判を良く調べてから活用するのが良いと思います。
結論:プログラミング言語学習の目的を明確にし、案件獲得を目指し努力する!
副収入を得る目的でプログラミングに挑戦するのであれば、「WEB制作系」に取り組むのがお勧めです。
そしてWEB制作系に必要な、HTML、CSS、JavaScriptあたりの言語からを学びましょう。
学び方は無料サービスを使って取り組んでみるのが良いですね。
コードを書くということ自体に抵抗があるかないかどうか、向いているかどうか確かめるのが良いです。やってみないことには向き・不向きもわからないですから。
「副収入がほしい!」という思いでプログラミングにチャレンジされるなら、最初からスクールに大きな投資をするのはやめたほうがいいかもですね。
本気で学びたい場合には、自分を追い込むためにも自己投資する価値はあるかと思いますが、そこまでできる人はなかなかいないかと思います。
自分の目指すスタンスを明確にして、その上でとるべき選択をしていくことがベストだと思います。
また、副収入が欲しいという目的でプログラミングにチャレンジされる方も多いと思いますが、ほかの選択肢も検討しましたか?
副収入目的であればほかの選択肢を検討してからでもいいかもしれません。プログラミングは副業にとどまらない稼げる可能性がありましが、ハードルも高いですからね。

こちらの記事では会社員が取り組む副業について、取り組む目的、副業収入を得ることの重要性、具体的な副業の選び方、個別の副業についてまとめました。
少しでも副業、副業収入に興味がある方は是非ご覧ください。