ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
この記事では、「転職サイト」の特徴について比較してまとめてみました。
・転職に興味がある
・転職活動を始めたばかり
このような方に向けて書いています。
転職活動を始める最初の一歩として多くの人が転職サイトに登録します。ただ世の中にはたくさん転職サイトがあり、どれが良いのかよく分からない人もいるかと思います。
僕が実際に使って感じたことを含めて、転職サイトの特徴を分かりやすく比較します。
これは僕の結論ですが、転職サイトに順位をつけるのは難しいです。というか無意味ですね。
使う人の年齢、職種、キャリア、年収、勤務地などの条件によって利便性が異なります。そのため、この記事では順位付けは行いません。各サイトの特徴を分かりやすくお伝えしていきます。
転職サイト選びに時間をかけるのはかなりもったいないです。サクッと登録して実際に使いながら、自分に合うかどうか確認していけばよいです。
求人情報検索に時間をかけるようにして下さいね。この記事があなたの転職活動の一助になれば幸いです。
クリックできる目次
転職サイトとは
転職サイトを一言で説明すると「転職先を探している人と、人材を探している企業が出会う場」です。
1.人材を探している企業が、求人広告という形で各転職サイトに求人情報を掲載。
2.転職希望者は各転職サイトを訪問して、掲載されている求人情報を閲覧。
3.良い求人があればその転職サイト経由で応募。
転職サイトは、基本的にこのような仕組みです。
転職サイトの裏側のお話ですが、各転職サイトによって求人広告の掲載料金が異なります。また会員登録者数も違います。
人材を探している企業は「求人広告」という形で転職サイトにお金を支払って求人情報を掲載するので、掲載先を絞るのが普通です。
なるべく安く、でも会員登録数は多いところに掲載しようします。
そんな企業側の事情がありますので、利用する僕たち転職希望者は一つの転職サイトだけではなく、複数の転職サイトを利用することが重要です。
一つしか活用しないと見つけられない、出会えない企業が出てくるからです。
希望の転職先を見つける可能性を高めるためにも、めんどくさくても複数の転職サイトを活用することが成功率を高めるポイントです。
複数の転職サイトを活用しても、僕たち転職希望者は完全無料で使えるから、使わない理由がありません。
転職サイトと転職エージェントとの違い
転職サイトと転職エージェントの違いは「紹介して仲介してくれる人がいるか、いないか」です。
転職エージェントを別の言葉にすると、人材紹介会社のことです。
人材紹介会社は「求人している企業」と「求職している人」とを結びつける会社です。

人材紹介業は、求人している企業に人材を紹介することで仲介手数料を得るビジネスモデルです。
そのため私たち求職者は完全無料で活用できます。(※それぞれのサイト上に明示していますね。)
ネットで「転職エージェント 大手」なんて検索すると下記のような会社が見つかると思います。

こちらの記事で「転職エージェント4社」の特徴を比較して分かりやすくまとめています。転職エージェント登録の参考にしてみてください。
転職サイトだけで満足できない場合は活用を検討する価値があります。
転職サイト選びの基本
転職サイトはすべて自分で行うセルフサービスが基本です。
・業界
・職種
・勤務地
・年収
・働き方
基本的にはこの辺りの条件を指定して検索し、希望の転職先を探していきます。そのため、自分の希望条件がはっきりしているかどうかが重要になります。
1.すでにある程度転職先の希望条件が明確
「検索の使いやすさ」と「求人情報の量」がポイントになります。特に検索結果の見やすさも意外と重要です。たくさんあっても分かりづらかったら使うのが嫌になります。
絞り込みが出来たり、並び替えが出来たり、求人情報の訴求ポイントが分かりやすいことが重要ですね。
2.転職希望の条件があいまい
「おすすめの求人特集」や「自己分析」などのサービスが充実しているサイトを使うのがいいです。
特に初めての転職活動の方は、「転職ノウハウ」が充実している、「履歴書や職務経歴書作成のサービス」があるという点も転職サイト選びの大切なポイントになりますね。
転職活動を本格化させる前に、自分がなぜ転職したいのか、次はどういう環境で働きたいのかを考えて明確化させることが「会社選び」「書類作成」「面接対策」でも重要になります。
転職に関する書籍を数冊読みましたが、この2冊は分かりやすくかつ実践的なので、本格的な活動をする前に読んでおくことをおススメします。
テクニック的なことではなく、自分自身の人材価値について考える良いきっかけになりました。
また自分が大切にしたい基準が定まらない状態での転職活動がいかにリスクが大きいかも知ることができました。
かたい口調ではなく、とても読みやすい文体なので読書が苦手な人でもサクッと読めますよ。
転職サイトのメリット
・登録、利用、応募、すべてが完全無料で使用できる
・スカウトサービスも無料で利用できる
・転職ノウハウに関する読み物が充実している
・自己分析系のサービスも充実している
・自分のペースで進めることができる
転職活動を進める上で転職サイトを活用しない理由が思い浮かびません。もちろん自分に合う合わないということはありますが、とりあえず活用してみましょう。
転職サイトのデメリット
・手間と時間がかかる
・求人案件が多すぎて選びきれない
・決断できずだらだらと転職活動が続いてしまう
・非公開求人に出会うことができない
・求人広告なので、お金をかけている会社ほど立派に掲載され錯覚する
転職サイトをある程度使っていると感じるデメリットです。
これは使ってみないことには実感できないと思うので、まずは使ってみてください!笑
「探す」→「見つける」→「応募する」→「面接」→「内定」という流れで転職活動は進んでいきます。
転職サイトはこの最初の段階の「探す」「見つける」の部分で特に役立ちます。ただそこに手間暇をかけるのが嫌だったり、ストレスを感じる方は、「転職エージェント」サービスの活用を検討したほうがいいかもしれません。
おすすめの転職サイト総合版
それではここからは、転職サイトを比べていきたいと思います。冒頭でもお伝えしていますが、使う人によって合っている、合っていないがありますので、順位付けはしません。
特徴を分かりやすくお伝えするように心がけます。どこも登録も利用も無料なので、2~3登録して使ってみることが一番分かりやすいです。
DODA

公開求人数 | 79,513件(2020年3月) |
登録会員数 | 540万人(2020年2月) |
スカウト登録者数 | 180万人(2020年2月) |
独自サービス | ・年収査定 ・キャリアタイプ診断 ・自己PR発掘診断 ・合格診断 ・職務経歴書作成サポート |
dodaはバランスの良い転職サイトです。求人検索も他社より使いやすい感じがします。
詳細条件を入力する画面で、該当する会社が何社あるかが数値で把握できるので、条件の絞り込みがし易い点が優れています。
年収査定というサービスも、他の転職サイトにはない独自性の高いサービスです。まずは軽い気持ちで試してみるのも面白いかと思います。

dodaの転職ノウハウも非常に充実しています。初めての転職の方、久々の転職の方も一度読んでおくと安心できますね。

こちらは求人検索結果に表示される情報です。「職種」「仕事内容」「勤務地」「給与」がコンパクトにまとまっているので見やすいです。
ただし、同じ会社の同じような求人情報が複数掲載されているので、ちょっと見にくいのが難点です。この複数掲載があるので求人数が約8万件と多いのだと思います。
これはどんな仕組みで掲載されているのか謎ですね。同じ会社の求人情報は1つだけとかフィルタリングできればいいのですが、まあお金をたくさん払っているからですかね~?
マイナビ転職

公開求人数 | 11,187件(2020年3月) |
登録会員数 | 444万人(2018年2月) |
スカウト登録者数 | 180万人(2018年2月) |
独自サービス | ・ジモJOB特集 ・求人特集の充実 ・WEB履歴書添削 ・適性診断 ・社会人力診断 ・ディグラム診断(心理テスト) ・転職ノウハウ、読み物が充実 ・専門職別サイトが充実 |
マイナビ転職は公開求人数こそ少ないものの、始めて転職をする方にはとても使いやすく分かりやすいのが特徴です。
特に「求人特集」が充実しており、様々な角度、テーマから企業を探すことが出来るようになっています。希望する会社が明確ではない方、初めての転職の方に使いやすいポイントです。
また「ジモJOB特集」や、「地域別のサイト」を用意していることから、地方転職のサポートに力を入れていることが伝わってきます。
・2社に1社は従業員規模数100名未満 中小企業もカバーしている
・3社に1社は地方での採用を検討 地方転職にも強い
・5人に3人は20歳~39歳の若手社会人
これはマイナビが公開しているデータです。このデータからマイナビ転職は「中小企業」「地方」「若手」転職に強いサイトだと言えますね。

マイナビ転職の転職ノウハウも非常に分かりやすく、やはり初めての転職の方、20代の方を対象にしていることが良く分かります。

求人検索結果に表示される情報です。「仕事内容」「対象となる方」「勤務地」「給与」「初年度年収」が分かりやすく掲載されていて見やすいです。
マイナビ転職も同じ企業の求人案件が複数表示されますね。これは無料で使えるのである程度は妥協しなきゃいけない所ですね。
専門サイトが充実しているところもマイナビ転職の特徴です。
・マイナビ転職 女性のおしごと
・マイナビ転職 グローバル
・マイナビ転職 エンジニア求人サーチ【IT】
・マイナビ転職 エンジニア求人サーチ【ものづくり】
・マイナビ転職 正社員求人サーチ
・マイナビ福祉・介護のシゴト
こういった業界に特化した転職をお考えの方にも使いやすいようになっています。
リクナビNEXT

公開求人数 | 41,674件(2020年3月) |
登録会員数 | 870万人(2018年12月) |
スカウト登録者数 | 386万人(2018年12月) |
独自サービス | ・グッドポイント診断 ・3分間!適職診断! ・「履歴書」「職務経歴書」の無料作成ツール(転職サイトのロゴが入らない!) ・求人特集の充実 ・転職成功ノウハウ読み物の充実 |
転職サイト最大手のリクナビNEXTです。
登録者数はさすがのボリュームですね。転職活動を始める人は必ず登録しておくべきサイトです。
ここまで見てきたdodaやマイナビ転職に比べると結構さっぱりしたシンプルな作りです。
とにかく求人情報量に特化していることが分かります。ただし多くて選びきれなかったり、質の悪い求人情報が掲載されていることも多いので注意が必要です。
リクナビNEXTを活用する場合は「スカウトサービス」の併用が必須です。
自分で膨大な情報の中から希望の会社を見つけるのは難しいので、相手から声をかけてもらうのを待ちましょう。そのためには「職務経歴書」をしっかりと作成する必要があります。
リクナビNEXTには履歴書や職務経歴書を作成するツールやテンプレートがあるので活用しましょう。
他の転職サイトで職務経歴書を作成すると、自社名のロゴが入ってしまいますが、リクナビNEXTではロゴが入らないのでどこでも活用できるのがうれしい点ですね。

求人検索結果に表示される情報です。dodaやマイナビ転職に比べると少し見づらいですが、「求人詳細を見る」をタップすると丁寧に記載されていることが分かります。
一覧をじっくり見ないと魅力的な求人案件も見逃してしまう可能性があるので注意してくださいね。
また、機能面は必要最低限といった感じで、サービスもそこまで充実していない印象です。
DODAやマイナビ転職の方が転職に役立つサービスはありますね。でもリクナビNEXTにも転職ノウハウ系の情報はありますよ!

ちなみに、リクナビNEXTの求人広告費用は、最小サイズ広告を2週間掲載するだけ月18万円です。どこの企業も結構な金額をかけて広告掲載をしているんですね。
中小企業はこの広告掲載料の高さを敬遠して、マイナビ転職などに掲載する傾向にあります。
ビズリーチ ‐ハイキャリア・ミドル向けの転職サイト


ビズリーチは、優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届く、ハイクラス転職サイトです。
年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めており、ミドル、ハイクラス層に好まれる転職サイトです。
ここまで見てきた大手総合転職サイトと同様に、サイト上に掲載されている求人情報を閲覧し、興味を持った企業に応募するスタイルです。

会員登録していない状態でも求人情報を閲覧することが出来ますが、一部しか見ることが出来ません。
また、ビズリーチの大きな特徴は「8割以上がスカウトからの転職成功」となっているとこです。
つまり極めてスカウトマッチング率が高いと言えます。
1.レジュメ(職務経歴書)をしっかりと作りこむ
2.登録企業がスカウトメッセージをくれる
3.スカウトメッセージにしっかりと返信する
ビズリーチをしっかり活用するためには、この3ステップが重要になります。
特に一番最初の職務経歴書の登録が非常に重要です。ここの審査を通過する必要があります。
ビズリーチでは、新規会員登録時、すべてのお客様に対して登録内容の審査を実施しています。 審査の結果は、3営業日以内にメールにてご連絡します。
審査基準は、ビズリーチに掲載している求人情報の応募条件を満たすキャリアをお持ちであることです。 ただし、具体的な審査基準は公開しておりません。あらかじめご了承ください。
引用:ビズリーチサイトより
こうした審査をクリアした人だけがビズリーチのデータベースに登録されるので、他の転職サイトのスカウトサービスより、満足度の高いマッチングが成立します。
ちなみに余談ですが、審査通過時点で「タレント会員」とよりランクが高い「ハイクラス会員」に分けられます。
無料で使う分にはそこまで違いはありませんが、有料会員になる場合に使えるサービスに差が出ます。
というか転職サービス系で「有料サービス」を提供しているのでかなり珍しいですね。ですがハイクラス転職を目指すのであればお金を払っても構わないと考える層は一定数いますね。
活用に際してハードルを感じますが、職務経歴書を登録して審査に通過するかどうか試してみるのはありかもしれませんね。
転職するからには「年収アップ」を目指す方が多いかと思います。年収アップには最適な転職サイトなのでダメもとでも使ってみる価値はあるかもですね。
審査に落ちたり、スカウトメッセージが0だったら、潔くあきらめて他の転職サイトを使えばいいですね!笑
キャリトレ‐20代向けの転職サイト


キャリトレは、先ほどご紹介したビズリーチが運営する20代向け特化の転職サイトです。
・新規登録会員の73%が20代
・59%以上が大卒
このようなデータが公開されていますが「若手」「優秀層」が好んで利用しているサイトです。
特に成長中のIT系企業の求人案件が多めな印象です。さらに大都市圏の求人案件に偏っています。
転職総合サイトとの違いは、企業とのマッチング度を高めていく独自の仕組みです。
・自分で登録する「職務経歴書」
・企業につける「いいね」の行動
これらにより、あなたと企業のマッチング精度が高まっていきます。
まだ本気で転職を考えていなくても、気軽に登録して気になる企業に「いいね」をつけることが出来ます。
思いがけない企業からスカウトが届く可能性もあるので、自分の可能性を試してみるのに面白いかなと思います。
サイトを見て頂ければ分かりますが、本当に他の転職サイトとは作りが違っていて、本気で転職先を探していない人でも使ってみたいと思うサイトですね。
レバテックキャリア‐ITエンジニア、デザイナー向けの転職サイト


レバテックキャリアは、ここまでご紹介してきた転職サイトではなく、転職エージェント(人材紹介)サービスです。
ITエンジニア、デザイナー、WEB業界に特化し、15年にわたり支援をしてきた会社です。
そのため業界の技術と市場、トレンドを知り尽くしたサービスを受けられるのが大きな特徴です。
やはり技術専門職に関しては、その業界に精通した人でないと正確に価値を判断できないのでこういったサービスが重宝されますね。
また、転職サイト同様に、業界、職種に特化した求人案件を閲覧することができる点も使い勝手の良い特徴です。
まずは希望条件を指定して求人情報を閲覧してみてください。

2020年3月時点で、約7,000件の求人情報が掲載されています。ちなみに5,000件は東京での案件になります。
地方在住、地方転職ではちょっと厳しいかもしれませんね。
気になった求人情報があった際には無料会員登録して、キャリアアドバイザーと面談をするという流れになります。
普通、転職エージェントでは、非公開求人が多く、その名前の通り求人情報がオープンにされていません。
しかし、レバテックキャリアでは細かい求人情報を見ることが出来るので、ITエンジニア、デザイナー、WEB業界転職を検討する方は見ておくべきサイトですね。
さらに、サービス展開が面白く「フリーランス支援」「未経験からのエンジニア」なども支援しています。
プログラミングに対する需要が高い今、0からエンジニアになることも決して不可能ではなくなってきているので、興味がある方はサイトを訪問してみてください。
さらにレバテックキャリアでは、無料の個別転職相談会を実施しているので、不安がある方は軽い気持ちで相談してみるのがいいですね。
転職サイトを閲覧する上での注意点
転職サイトで希望の条件を入れて求人情報を閲覧する際に僕が感じた注意点を最後にまとめます。
・固定残業制(みなし残業制)には注意が必要
・インセンティブ給をでかく表示しているところも注意が必要
・月給の内訳を要チェック。基本給と手当の割合を見る
・ずっと掲載されている求人案件はブラックの可能性あり
まとめ:転職サイトは使ってみるまで自分に合っているかどうかは分からない!
この記事では転職活動をする上で一度は利用する「転職サイト」に関して特徴を比較してご紹介しました。
・doda
・マイナビ転職
・リクナビNEXT
・ビズリーチ
・キャリトレ
・レバテックキャリア
あなたの「業界」「業種」「経験値」「勤務地」「年収」「希望条件」などによっても合う・合わないが確実にあります。
今回ご紹介した特徴を踏まえて、2~3登録して使ってみてメインにするサイトを決めてもらえれば幸いです。
リクナビNEXTでスカウトサービス、マイナビ転職で求人特集、dodaをメイン使いのような使い分けもあります。
どこが一番いいというのは正直ありませんので、ランキング形式で紹介するサイトをアレコレ見るよりも、実際に自分で使って確かめるのが一番です。
転職活動の最初の一歩として上手に転職サイトを活用してもらえればと思います。
転職サイトだけで満足に転職活動を進めることができない場合には「転職エージェント」サービスを活用してください。

こちらの記事では転職全般についてまとめています。
転職前に行うことから、転職に関する各種調査データ、具体的取り組み内容などをまとめていますので是非ご覧ください。