ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
この記事では、普通のサラリーマンこそ貯金ではなく投資にチャレンジすることの必要性についてお伝えします。
・投資って難しくってよく分からない。
・投資ってお金が無くなっちゃうリスクがあるんでしょ?
・投資ってお金持ちだけがやるものでしょ?
・どうやって投資を始めればいいの?
「投資」という言葉自体に抵抗感を持っている方が多いのではないでしょうか?よく分からない。こわい。
でも、iDeCoやNISAという言葉を聞いたことはありませんか?老後資金2000万円問題というものもありましたね?安倍政権も「貯蓄から投資へ」をスローガンに各種政策を進めてきています。
今のご時世、投資は誰もが当たり前にする身近なものになり、今後は投資をしないことが非常に大きなリスクになることだけは間違いありません。
この記事では、「投資の必要性」「最初の始め方」だけに絞ってお伝えしますので、この記事を読んで頂き、投資を始めるきっかけをつかんでいただければ幸いです。
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失われた銀行金利分を投資で補填する
銀行にお金を預けると「金利」が付きます。大きな金額を長期間預けておくだけで結構な金利がついてお金が増える時代がありました。昔は!
2020年現在の普通預金の金利をご存じでしょうか?
答えは「0.001%」です。(大手メガバンク)
100万円を10年間預けて「10円」の利息が付くという超低金利です。(税金は考慮していません。以下同じです。)
バブルが崩壊してから低金利状態に陥り、2016年からはマイナス金利突入でもはや金利はないに等しいものです。
だから銀行にお金を預けて置くだけでは増えません!
また預金には、普通預金のほかに「定期預金」もあります。
1年、5年、10年とか「ある程度の期間」「まとまった金額」を預ける代わりに普通預金金利よりも高い金利利息を得ることが出来るものです。
その定期預金の金利は2020年現在、「0.015%」です。
100万円を10年間預けて「150円」の利息です。普通預金よりはマシですが、少ないですね。
定期預金の金利もバブル崩壊とともに大きく低下しました。バブル崩壊前(1990年以前)は、普通預金金利2~3%、定期預金金利5%超え、という今では考えられない高金利でした。
そのためこの時代は投資なんてしなくても、貯金しているだけでお金が増える時代でした。
投資に関してあまり知識がない方は、5%金利のすごさが分かりづらいかもですが、これ本当にすごい高金利なんです。
せめて年間5%以上のリターンが得られるような投資をしないと、お金の不安にさいなまれる日々がやってきてしまいます。
昔:銀行に預金するだけでお金が増えた。
今:銀行にお金を預けて置くだけではお金は増えない。
➡失われた金利分を得るためには「投資」を行う必要がある!
減り続ける退職金を投資で補填する
日本の多くの会社で退職給付金制度(退職金です)が導入されています。
戦後日本では、下記制度を柱とした日本的雇用慣行が続いてきました。
・新卒一括大量採用
・年功序列賃金制度
・終身雇用制度
・定年退職給付金支給制度
真っ白な新卒を採用し、終身雇用の安心した環境の中一から教育し、徐々に給料を上げて、最後は退職金を支払うというものです。
世界に例を見ない日本の特殊な雇用慣行だと言われています。しかし今この制度が崩壊しつつあります。
特に顕著なものとして「退職金」が激減しています。

「勤続20年以上」「45歳以上」の一人当たり平均給付額がここ20年で1千万円近く減額されています。
平成30年時点での給付額は下記通りです。
・大学卒(管理・事務・技術職):1983万円
・高校卒(管理・事務・技術職):1618万円

「勤続35年以上」の場合でもここ15年で500万円近く減額しています。
平成30年時点での給付額は下記通りです。
・大学卒(管理・事務・技術職):2173万円
・高校卒(管理・事務・技術職):1954万円
ここでご紹介したのは、あくまでも一例の平均値ですので、もっとたくさんもらえる会社もあれば、もっと少ない会社もあるでしょう。
傾向として「大企業ほど」「勤続年数が長いほど」支給額が多くなります。
ただ一つだけ言えるのは、今後確実に退職金は減少していくということです。
「年功序列・終身雇用」を支えるものとしての「退職金」です。終身雇用制が崩壊すれば当然退職金制度も崩壊していきます。
また退職金制度というものは企業が独自に設けているものなので、ない企業もあります。あなたの会社には退職金制度はありますか?
退職金制度は基本的には長く勤めてくれた人を報いる制度なので、勤続年数が少ないと当然もらえる金額も少なくなります。
転職を繰り返して在職期間が短い人は、退職金をあてにすることが出来ないと考えたほうがいいでしょう。それなりにまとまった退職金を得るためには20年以上は必要だと言えます。
業界別、企業規模別などのより詳しい退職給付金制度の支給実績は下記サイトよりご確認ください。
これまでは一生懸命同じ会社に定年まで勤めれば十分な退職金がもらえ、年金受け取りと合わせて安心した老後を送ることが出来ました。
しかも十分な退職金をもらえるので、そっくりそのまま銀行の定期預金に預ければ結構な金利が付きました。
でもこれからはそんな豊かな老後は送れません。退職金は減り、年金も減るからです。なんて残念な世の中になってしまったのでしょうか。
昔:十分な額の退職金がもらえた。
今:退職金がどんどん減っていっている。老後資金が不足する危機!
➡少ない退職金を補うために「投資」でお金を増やす必要がある!
「貯蓄から投資へ」が求められる中での投資の始め方
ここまでお伝えしてきたように、
・銀行にお金を預けても金利利息は付かないので、増えません
・退職金もどんどん減るので、定年後のお金の不安は増えます
・そもそももらえる年金額も減っていきます
書いていて嫌になりますけど、これが現実なんですね。
一昔前とは全く環境が違うということを認識して、その上で自己防衛を図る必要がある時代に突入しています。
2019年に「老後資金2000万円問題」が取り上げられた際にも政府が「自助努力」という言葉を使いました。
もう国にも、会社にも、力がないようです。頼ることが出来ないということです。
だからこそ「貯蓄から投資へ」「自助努力」が必要になるわけなんです。
「貯蓄から投資へ」と言われ、何をすればいいか分からない人も多いと思います。義務教育では「お金・投資」に関することを教えてくれないので仕方ありません。
投資は「ハサミ」みたいな道具です。ちゃんと正しく使えば安全に便利なものですし、子供が振り回せば非常に危険なものにもなります。
投資も同じです。正しく行えばリスクは抑えられますし、一方でギャンブルみたいなことをすればハイリスクになります。
投資信託とETFから初めての投資にチャレンジする
この記事を読んでいただいている方は、今後「投資信託」「ETF(上場投資信託」だけに絞って情報収集して頂ければ大丈夫です。
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
引用:一般社団法人投資信託協会
投資信託はその名前の通り、ある会社、ファンドマネージャーが運用する金融商品に「信じて託す」というものです。
自分で一つ一つの金融商品を選んで投資するのではなく、運用のプロが厳選した金融商品セットを選ぶというものです。
ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。
引用:一般社団法人投資信託協会
ETFは投資信託の一種ですが、普通の株式のように自分で売買することが出来ます。投資信託のように運用会社やファンドマネージャーを通さないので手数料が少ない、もしくは0となります。
ローリスクローリターンの代表的商品と言えるので投資未経験者にオススメの投資方法になりますね。
「投資信託 おすすめ」「ETF おすすめ」と検索すればたくさんの記事が出てくるので検索してみてください。
投資信託とETFの購入方法について
お店で金融商品を購入すると割高な手数料を支払うことになります。手数料というコストが投資の世界では大きな敵です。
だから絶対に店舗窓口や営業マンからは購入しないようにしましょう。
ネット証券口座を自分で開設してそこから購入するようにしましょう。
ネット証券NO.1の規模を誇るSBI証券や、生活者に身近で楽天ポイントも使える楽天証券、マネックス証券などの会社のHPを見比べてください。ほとんど違いはないので自分の好みで良いです。

またこちらの記事では、具体的な証券会社選びに関して初めて証券会社口座を開設する人向けに特徴を比較して紹介しています。
さらに投資信託やETFを購入する上では、政府が「貯蓄から投資へ」を後押しするために各種税制優遇制度を整えていますので、必ず活用するようにしましょう。
・つみたてNISA(少額投資非課税制度)
▶最長20年間の長期投資を後押し!柔軟性がある!
・iDeCo(個人型確定拠出年金)
▶老後資金の形成に特化して後押し!引き出し制限があるが節税効果大!!

こちらの記事で「つみたてNISA」について詳しくまとめています。

こちらの記事では「iDeCo(イデコ)」について詳しく解説しています。
投資信託やETFは「長期投資」向きの商品です。短期的に利益を求めるものではありません。10年、20年という期間で検討するものです。
ただ単に銀行に置いておくくらいなら投資信託やETFを購入しておいた方が良いという使い方です。
投資に関する疑問、誤解
➡投資はギャンブルではありません。もちろん増えるだけではなく減ってしまうリスクはあります。リスク管理を適切に行えば必要以上に恐れる必要はありません。
➡FX、信用取引、先物取引、仮想通貨などハイリスクハイリターン商品に手を出してはいけません。
➡投資信託、ETFなどのローリスクローリターン商品から始めましょう。
➡投資とは、株トレーダーになることではありません。一日中トレードするわけでも、見ている必要があるわけではありません。頻繁な売買をするものではありません。
➡月1回定期的に購入する設定もできます。貯金感覚で定期積立することで必要以上に投資を意識する必要もありません。
➡株価が上がった!下がった!を気にするのは「短期投資」と呼ばれる手法の人だけです。投資ではなく投機なので気にしなくて大丈夫です。
➡ネット証券の登場により、「誰でも」「少額から」「手軽」に始めることが出来るようになりました。
➡月々100円から、ポイントを利用して投資信託を購入することもできます。
➡iDeCoやNISAなどの国の税制優遇制度を活用して始めることもできます。
投資に対する先入観を振り払って、少しづつ学び実践することでレベルを上げていきましょう!
まとめ:投資への不安をなくすには実践して慣れるのみ!
銀行にお金を預けることのリスクは限りなく0です。しかしリターンもほぼ0です。
これでは安心した暮らしを継続できません。そのため適切なリスクを取りながら投資をしてお金を増やす努力が大切になります。
投資は難しい、めんどくさい、怖いと考え避け続けると、それが一番のリスクになってしまいます。
まずは数百円、数千円といった少額から練習して慣れていくことが重要です。
いきなり退職金とか大金から始めるから馬鹿でかいリスクになってしまいますし、最悪騙されることもあります。
日本では義務教育でお金の教育をしませんし、お金の話をタブー視する風潮があるので、どうしてもお金に関する知識が不足してしまいます。
この記事を読んでいただいた方はきっと「投資」に関して興味がありいろいろと調べている方だと思います。
調べることも大切ですが、自分で口座を作って、入金して、取引することが何よりの勉強になります。
英語の勉強と一緒で、外国人と話さない限りうまく話せるようにはなりません。投資の勉強も一緒で、ネット記事を読んだり、本を読むだけでは本当に理解することはできません。
少額からできるサービスを使って練習をしてみてください!
それと、そもそも投資に回せるお金がないという場合は、まずは支出の見直しを行い無駄を削り、削った分を投資に回すのが王道ですよ。

この記事では、投資の始め方についてまとめました。投資を行う目的の整理、投資を始める重要性、具体的な投資の始め方などをまとめています。
ぜひこの記事をお読みいただき、貯金の代わりに投資でしっかりとお金を増やすことを検討してみてください。