ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
今回の記事では、職場での不満に対して嫌気がさして「もう辞めてやる!」と今にも言ってしまいそうな人に向けて「ちょっと待ったー!その前にやるべきことありますよ!」ということをお伝えします。
・人間関係が嫌だ
・長時間労働が嫌だ
・休みが取れない
・給料が低い
「もう嫌だ―!やってらんねー!」と思っていることでしょう。会社を辞めてやると一日10回以上は心の中で呟いている人に向けて書きました。
会社なんて一つではないので、嫌なら転職して環境を変えればいいだけです。
でも、「今の会社が嫌だから転職する」という考えだけでは再び失敗します!絶対!
突発的に今の会社を辞める、転職する前にするべきことについて書きましたので、さらなる悲劇を招かないように読んで参考にしてもらえればと思います。
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現在の自分を取り巻く不満を書き尽くす
組織で働いていれば大なり小なり不満はありますよね?
ある程度までなら耐えられ、愚痴を吐く程度ですみますが、限界を超えれば体調を壊すことにもなりかねません。
体調を崩すまで我慢して働くなんて本当に大変なので、すぐにでも環境を変えたほうがいいです。
でもそんな状態になると今の職場を逃げ出したい一心なので、次の職場のことをしっかりと考えることはできないものです。
「今よりひどいところはないから、転職できればどこでもいい」こんな風に考えがちです。
また、ストレスがたまり「こんな会社辞めてやる!ふざけるな!」と怒りが爆発して辞める場合にも注意が必要です。
次の職場のことを全く考えていない行き当たりばったりなので、また同じような会社、職場に入ってしまうかもしれません。
・辛くて病んで辞める
・ムカついて我慢できず辞める
どちらの場合でも、今のことしか考えていません。次のことを一切考えられていません。この状態では次も問題ありの会社、職場になってしまう可能性大です。
そうならないために自分は何に不満やストレスを持つのか、その程度はどれくらいなのかということを冷静に整理しておくことが重要です。
自分が何をどこまで許すことが出来るか、受け入れることが出来るかということを客観的に把握しておくことが、同じ状況を回避するために有効です。
不満・ストレスポイントのチェック

不満、ストレスポイント | 辛い度合い |
人間関係が嫌だ | 大 |
長時間労働がつらい | 大 |
休みがとりづらいの嫌だ | 中 |
給料が低いのが辛い | 中 |
仕事がつまらない、単調だ | 小 |
自分の成長を感じられない | 小 |
体育会系気質が嫌だ | 大 |
正当な評価がされないのが嫌だ | 中 |
これはほんの一例ですが、こんな風に自分がどんなことに不満、ストレスを感じるのか、またその度合いはどうかということを書き出してみてください。
仕事の内容よりも、人間関係がとにかく嫌だという人は、もっと詳しく考えてみてください。
・上司との関係が嫌だ
・先輩との関係が嫌だ
・同僚との関係が嫌だ
・部下、後輩との関係が嫌だ
・社内の特定部署が嫌だ
・お客様との関係が嫌だ
・取引先との関係が嫌だ
人間関係にもいろいろあると思います。それを細かく考えることで、今の会社、職場に特有のことなのか、どこの会社、職場でも起こりうることなのかを考えてみてください。
とにかく書き出して、自分が一番不満、ストレスを感じるポイントをはっきりとさせてください。なんとなくが一番ダメですよ!
自分の不満・ストレスポイントを把握して、転職時に同じような会社を選ばないようにする!
自分がこうなりたいと思う理想を書き尽くす

不満、ストレスを感じるポイントを書き、整理したら、次は「理想」を書き出していきます。
不満やストレスを感じるポイントを整理しただけでは不十分なんです。確かにこれをやっておくことで同じような会社や職場に入るリスクを減らすことはできます。
でも、マイナス要素を排除するだけでは「良い会社、職場」には巡り合えません、入れません。
そこで大切なのが「理想」を書き出すということです。
「あれが嫌だ」「これが嫌だ」「辛い」「苦しい」ということで頭がいっぱいだとしても、それらがなくなったらどのように働きたいかということを書き出します。
1.心が動く、わくわくする、楽しいと思うような「やりたいこと」
2.これまでのスキルや経験を基にして「出来ること」
この2つを基にして「理想の働き方、理想の職場像」を書き出してください。
理想の働き方、理想の職場像のチェック
・お互いに尊敬、敬意を持てる人間関係の職場
・無意味な長時間残業がない職場
・必要に応じて有給休暇が取得できる
・努力や成果が正当に公平に評価される
・自分の思ったことをいつでも発言できる環境
・毎年評価に基づく昇給がある
・これまで経験した営業スキルをより磨くことが出来る
・国際的に活躍したい
・もっと規模の大きい会社での経営企画に関わりたい
etc
これに関しては本当に人それぞれだと思います。学校を卒業して新社会人になった時を思い出してみてください。
あなたは何がやりたかったですか?どううなりたかったですか?
そして社会人経験を積んだ今、何ができますか?どんな貢献ができますか?
新卒ではないので、「やりたいこと」だけではだめです。必ず「できること」も踏まえて考えてください。
自分の目指したい方向性を明確にしない限り、成長していくことは難しいです。他の人との差別化も図れず、誰でもできる仕事につくことが出来なくなってしまいます。
今回の記事の趣旨と外れますが、自分だけの武器となるスキルや経験を身につけないと人生100年時代を安心して生き抜くことは非常に難しいと言わざるを得ない世の中です。
理想の働き方、理想の職場像を明確化し、転職時に根拠のある意欲と熱意を伝える!
理想と不満の両面を踏まえて転職先を考える
自分がどんなことに強く不満やストレスを感じるのか、それが解消された場合どんなことにチャレンジしてみたいかということを考えないで、次の会社探しをすると失敗します。
「逃げるは恥だが時には役立つ」というドラマもありました。確かに逃げるのも一手です。でも逃げたその後を考えていないとまた同じ状況に陥る可能性が非常に高いです。
戦略的に逃げましょう。次どうしたいかということをしっかり考えたうえで逃げましょう。
あなたが面接官だと想像してください。
転職面接に来た人が今の会社、職場の不満を言いまくっていたら引きますよね?即不採用ですよね。
不満を言わないまでも、やりたいことや貢献したいことをはっきり言えなければ価値を感じないですよね?やっぱり即不採用ですよね。
会社に就職するのは一種の恋愛なので、相思相愛になる必要があるんですよね。こっちが入りたいと思っても、相手が欲しいと思ってくれないと結ばれないんですよね。
相手が欲しいと思ってもらえるような人材だと胸を張って言えるためにも、「理想の働き方、理想の職場像」を書き出して整理することが重要です。
一般的に働きやすい職場環境、チャレンジしやすい職場環境、こんな会社は「ホワイト企業」なんて言われますね。
こういった会社はやはり人気があり転職希望者が殺到します。面接官は同じようなスキル、経験を持った転職希望者を前にすると、減点方式で選考を行います。
マイナス要素が一番少ない人が採用されるということです。だからこそ「やりたいこと」と「できること」をベースに会社への熱意を伝えることが重要になります。
一方で転職は何も僕たちが一方的に査定される場ではありません。僕たちも会社を選ぶ権利があります。自分が一番不満やストレスを感じるポイントについては可能な範囲で調べ、質問しましょう。
下手に遠慮なんかしてまた同じような会社に入ったら笑えません。働き方に関する質問をしてそれでマイナス評価を与えるような会社ならこちらから離れましょう!
選ばれる人材になるとともに、企業を選ぶ目を持ちましょう!
転職するための準備は整いました、あとはやるだけ!
ここまできてようやく転職活動を始めることが出来ます。
1.転職サイトに登録して求人情報を検索する
首都圏に住んでいるなら、大手転職サイト2~3つほど登録して、希望する求人条件でどのような案件が掲載されているか確認しましょう。
まずは求められている仕事、ポジション、条件を知るということから始めましょう。

この記事で転職サイトの特徴を分かりやすく比較しています。転職サイト選びの参考にしてみてください。
2.転職エージェントに登録して、面談を受ける
一人で転職活動を進めるのが不安な方や、時間的に余裕がない人は転職エージェントに登録して助けてもらいましょう。
誰でも完全無料で利用することが出来るので安心して活用しましょう。
転職エージェント会社は、求人企業から手数料をもらっているので、僕たち転職希望者は完全無料で使うことが出来ます。
「こういった職場、会社は絶対に避けたい」「こんなことをしたい、こんなところで働きたい」ということが整理できている状態ならスムーズに面談も行うことが出来ます。
転職エージェントもあなたのことが一発でよく理解できるのでミスマッチのない案件を紹介してくれる確率がぐんと高まります。
もしなにも整理できていないで、転職エージェントに今の職場の不満だけを伝えるような面談になると、おそらく適切な案件は紹介してもらえないでしょうね。

こちらの記事では、転職エージェント4社の特徴を比較して分かりやすくまとめています。転職エージェント登録の参考にしてみてください。
転職サイトに登録することも、転職エージェントに登録することも無料でサクッとできるのでしっかり整理出来たらやってみてください。
まとめ:嫌な職場から逃げるのはいい!でも準備はしてから逃げましょう!
今の会社、職場に不満やストレスがたまりまくって「もう嫌だ―!辞めてやるー!」と切れてしまう前に、何がどれだけ我慢できないのかはっきりさせておきましょう。
同じ会社や職場に入らないようにするためにも必要です。
その上で理想の働き方や、理想の職場を考えていきましょう。これができないと今の職場を逃げても行く場所がありません。あったとしても今と同じような所しかない可能性が高いです。
少しでも良い環境で働けるように、欲しい人材だと思ってもらえるように、自分をアピールしましょう!そのための準備をしましょう!
会社なんて星の数ほどあります。今の環境がすべてではないです。嫌なら、合わないなら辞めればいいだけです。
でも感情的に、特に負の感情だけで行動すると次につながりません。少しでも今いる会社で整理をして次に進みましょう!
ノートに書き出すというのは頭が整理されるので本当に一回やってみてくださいね。

こちらの記事では、具体的な転職活動に取り組む前にするべきことから、転職できる状態になっておく必要性、具体的な活動の進め方などをまとめたものです。
少しでも転職に興味がある方は是非お読みください。