ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
この記事では、組織内での人間関係につかれた、コミュニケーションが苦手な人ほど田舎に地方移住するべきということをお伝えします。
・組織内での人間関係につかれた。
・会社の飲み会が本当にしんどい
・今の会社を辞めて逃げ出したい。
こんなこと思ったことありませんか?会社を辞める一番の原因は「人間関係」だと言われているようですが、人間関係が嫌で転職してもまた苦しむことも多いそうです。
どの組織に転職しても、人間関係だけは無くなりません。もちろん完全リモートワークで完遂できるような業界、業務なら良いですが、ごく一部に限られますよね。
そこで私からのご提案が、「田舎に移住し対人コミュニケーションを克服するための荒療治を行う」です!
私は都内の会社を辞めて離島へ地域おこし協力隊として移住しました。
私も会社のおじさんとの飲みにケーションとか大っ嫌いだったのですが、田舎移住して価値観がいろいろと変わっていったので、その辺をお伝えしたいと思います。
対人コミュニケーションの克服、人間関係の悩みからの解放を求めて田舎移住は割と良い選択肢だと感じてもらえると思います。
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サラリーマンの退職理由で多い「人間関係」疲れ
サラリーマンの退職理由では「人間関係」にまつわるものが多いです。
退職理由の本音ランキング
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)引用:リクナビNEXT
このリクナビNEXTのデータでも、「人間関係」「お金」「仕事内容」が理由として挙がっています。
会社は星の数ほどあるので、今の環境が嫌なら別の会社へ移ればいいだけですが、どうしても自分が嫌なタイプ、苦手なタイプってどこの会社にもいるんですよね。
「お金」や「仕事内容」というのはある程度客観的に判断がつくので良いですが、「人間関係」だけは入って一緒に仕事してみないことにはまったくわからないです。
会社を変えるだけで自分自身は何も変わっていないので、また同じ状態になってしまうリスクがあります。
人間関係に疲れたら転職ではなく、田舎に逃げるが勝ち!
今の会社、職場から逃げ出したいと考えて真っ先に思いつく選択肢が「転職」だと思います。
現在の環境を変える選択肢としては一番実現しやすいですね。でも「転職ガチャ」と言われるように、「配属先」「配属先の上司」などと馬が合わないと結局解決にならないことは多いです。
「人間関係」とか、「対人コミュニケーション」って相手ありきのことですけど、「自分自身」を変えないことには永遠に解消できない問題ですよね。
「そんなことはわかっているよ。。。」という声も聞こえてきそうですが、これまでにどれだけ自分自身を変えるためのチャレンジをしましたか?
悩みの度合いにもよりますが、
・自己啓発本を読む
・セミナーに参加する
このようにしたことがある人もいるかもしれません。
でもね、実体験が伴わないとなかなか変わることってできないんですよね、人間って。自分自身を変えるためには、
・仕事を変える
・住む場所を変える
・付き合う人を変える
こういった自分自身を取り巻く環境をまるっと変えてしまうことが最善です。環境が変われば、そこに順応しようとするのが人間です。
「会社⇒会社」ではそこまで大きな環境変化ではないのでなかなか自分自身を大きく変えるのは難しいです。
そこで僕の実体験こみですが、田舎移住することをおススメしたいです。特に自分の生まれ育ちが田舎以外の人には効果が大きいと思います。
ただ注意が必要です。
・都会の人間関係に疲れたから癒しを求めて田舎へ
・田舎へ行って人間関係、対人コミュニケーション力を良くしたい
前者は間違いなく失敗するパターンです。確かに豊かな自然や、緩やかな時間は流れています。数日~数週間であれば十分に癒しを得ることはできると思いますよ。
でも、移住してそこの地域の一員として生活すると「超ローカルコミュニティー」に入っていくということです。
僕の移住した場所では、地域の人同士みんな知合いですから24時間常に誰かに見られている感覚になりました。
時間は緩やかですが、人間関係は超濃密です。会社にいる間だけ我慢すればいいのとは全く違います。
そのため、人間関係に疲れて移住してきた人がさらに疲れて、地域を出て行ってしまうという例も何度か見ています。
だから、癒しを求めに行くのではなく、修行しに行くという覚悟で行きましょう。最初から覚悟ができていれば入り口でつまづくことはなくなります。
戦略的な逃げとしての田舎移住です!
田舎超ローカルコミュニティー人間関係あるある
行く地域、田舎によってもちろん違いはありますが田舎の人間関係は超濃密です。それこそドロドロしているといってもいいかもしれません。
もちろん良い意味でも悪い意味でもです。
そんな田舎あるあるを何個か紹介します。
たくさんある共同作業
田舎は自給自足で生活してきた文化が色濃く残っているので助け合いの文化があります。地域行事の運営、地域共同作業、とにかくやることが多いです。
一世帯から1人は参加することが暗黙のルールになっている感じです。
そして田舎は少子高齢化が進んでいるので、おじいちゃん・おばあちゃんが多いのでとにかく人手を必要としています。
そのため田舎に移住すれば、こういった集まりに参加することは半強制になります。
一緒におしゃべりしながら作業したり、一緒にお弁当を食べたり、作業後には慰労会に参加して飲みにケーションをします。
田舎に移住して生活するということは、その地域に入らせてもらうということです。そのため地域への貢献が大切です。
だから一人でのんびりまったりとはできず、地域に出ていくことになります。こうして対人関係やコミュニケーション力を鍛えることができます。
複雑な人間関係
田舎に住んでいる方の人間関係は固定化されていることが多いです。
生まれてからずっと同じ地域に住んでいる方が多いので、個人の前に「家」という存在が大きいみたいです。本家と分家という関係もあります。
また、地域には有力者といわれる人が必ずいます。村長、町長、議員さん、〇〇会長、といった肩書を持つ人です。
それに伴い派閥みたいなものもあります。普段は表立たないですが、村長選、議会選など選挙の時などには表面化してきます。
外から見るとみんな仲が良く、人が良さそうな感じなのですが、一歩内側に入ると「噂話」や「陰口」などを言い合っていることも多く、よそ者はバランスをとることを忘れると痛い目にあいます。
特に政治だけには絶対関わっちゃだめですね。身を潜めて生活することをおススメします。(笑)
コミュニティーが狭く、話題が乏しいと「他人の噂話」が一番のテーマになっちゃうみたいですね。
こういった状況で人付き合いのバランスを鍛えることができますね。
ご意見番の存在
また田舎には、村長や議長など肩書を持つ有力者以外にも、ご意見番のような存在もいます。
その人がウンと言わないと物事がスムーズに進まないようになっていたりします。
そういった方をいち早く見つけ、認めてもらうことが、スムーズな田舎暮らしをする上では大切になります。
「媚びを売れ!へりくだれ!」と言っているわけではなく、同じ地域に住む仲間として認めてもらうことが大切ということです。
田舎に移住する僕たちは「よそ者」「外部者」「旅の人」とみなされます。地域の人は常に様子見の目で見ています。
自分から相手の懐に入っていく、認めてもらうために行動で示す、といったことが何より重要なんですね。
そのためには冒頭にお伝えした、地域行事に参加して懇親会の飲みにケーションで交流するということが有効になります。
会社員の飲みにケーションが嫌で嫌で逃げたいのに、田舎でも飲みにケーションかよ。。と思われるかもしれませんが、性質が違います。
会社員のころは上司と飲んでいて、なかなか本音なんて言えませんし、いくら飲みの席といえ下手なことを言えば業務に支障が出るから、緊張感を持つことがあるかと思います。
または会社の愚痴ばかり言うような飲み会が好きではない方もいるでしょう。
田舎の飲み会は、利害関係なんて一切ありませんから、お酒ついで回って相手の話を聞いて、たまに自分の話をしていればOKです。
その地域で生きていくために相手の懐に飛び込む力を鍛えることができます。
おそらくどこの田舎も大体似ているかなと思います。もちろん地域性はあると思いますけどね。
それでも、
・地域行事に参加することで対人コミュニケーション力を鍛える
・超濃密な人間関係の中でバランス力を鍛える
・生き抜くために相手の懐に飛び込む力を鍛える
こういった能力を「楽しみながら」身に着けていくことができます。会社組織に属して生きていたころとは世界がまるで違います。
本気で自分を変えたい人にはお勧めします!本気の人だけね!
田舎移住の仕方
田舎へ移住する方法としてオススメなのは、僕も実践した「地域おこし協力隊」として赴任する方法です。
右も左もわからない土地でも、役場の担当者の方が丁寧に教えてくれますし、良い担当者に当たれば地域の有力者への顔つなぎなどもしてくれます。
さらに地域おこし協力隊は「最長3年間」限定ですが、しっかりとお給料ももらえるので生活の安定は保証されます。
こちらの記事に地域おこし協力隊についてまとめていますのであわせてどうぞ。

キャリアの分かれ道で読んでおくべきお勧めの本
私がこれからのキャリアを本格的に検討し始めたときに、『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法』という本を読みました。


この本を読んでいただければ、「現職での働き方」「これからのキャリアの考え方」「転職活動の準備」について考えることが出来ます。
物語形式で書かれているため、読書をする習慣がない方でもすらすらと読める本ですね。ぜひ今後の働き方で悩まれたり、転職活動に興味を持った方には読んでほしい本です!
結論:田舎で対人コミュニケーション力を強くして戻ってくる!
田舎の超ローカルコミュニティに飛び込んで、超濃密な人間関係にもまれれば、いやでも順応しようと自分自身を変えていきます。
人生は長いです。まだ20代、30代であれば思い切って生活環境をガラッと変えてみることも全然ありな選択肢です。
職業選びも戦略的に行い、PC1台あればどこでも仕事ができるようになっているとなお強いですね。
田舎に行けば通勤時間もめちゃくちゃ短いですし、自分の時間が確保できます。その時間で勉強をしてノマドワーカーを目指すことだってできます。
戦略的な逃げとしての田舎移住は大ありだと思いますよ。

こちらの記事では、具体的な転職活動に取り組む前にするべきことから、転職できる状態になっておく必要性、具体的な活動の進め方などをまとめたものです。
田舎へ移住してコミュ力を強化した後に、再び組織で働いていく際には「転職活動」を行うことになりますね。
田舎移住で獲得した経験やスキルをどのようにアピールしていくか、アピールするためにどのように整理するかなどヒントを見つけて頂ければ幸いです。