ご訪問ありがとうございます。管理人のたけともです。
この記事では、投資、資産運用の大きな敵は「手数料」なので、金融機関の営業から金融商品を購入すると割高な手数料を負担する可能性が高いので止めておいた方がいいということをお伝えしていきます。
投資、資産運用は「怖い・ダマされる・損する」と思っていませんか?
確かに怪しい儲け話を持ち掛けてくる詐欺師のような人もいるので注意は必要ですが、実はもっと身近に危険は潜んでいます。
彼らはニコニコ笑顔で近づいてきて誠実そのものなのでなかなか気づけないからたちが悪いです。
それは、銀行・保険会社・証券会社などの金融機関の営業です。
彼らは詐欺師ではなく、れっきとしたビジネス活動を行っていますが、彼らから金融商品を購入するのは止めておいた方がいいです。
あなた自身や、あなたの周りで金融機関から金融商品を購入している人はこの記事を読んで自分にとってベストな選択を取るための再検討をして下さい。
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金融機関の営業マンに退職金運用を相談をしてはダメです!
僕は30代ですが、同じくらいの世代の方で自分から銀行や証券会社に行って資産運用の窓口相談する方は少ないと思います。
また金融機関の営業マンも若い人に積極的に営業をすることはないでしょう。たいして金融資産を持っていないですから。
でも、自分の親世代はどうでしょうか?ちょうど定年退職を迎え退職金を受け取る世代ではないでしょうか?
金融機関の営業マンはそんな退職金を受け取る方に向けて営業をかけてきます。いったいどこから情報を得ているのでしょうね。(笑)
また、退職金を受け取った本人も銀行などの窓口に行って相談をしようとするはずです。
もし自分の親や知り合いが金融機関の窓口相談に行っていたり、金融商品を購入しようとしていたらいったんストップさせましょう。すぐにやめさせましょう!
投資、資産運用に関して何も分からないので専門家に相談したくなるでしょうが、金融機関の人にだけ相談するのは止めましょう!

投資にかかる手数料は、金融機関の人たちのお給料です
金融機関の担当者に、「あなたのためですよ」とか「あなたにオススメですよ」と言われても、あなたのことなんて二の次で、自分たちの利益を第一に考えています。
金融機関はあなたに金融商品を販売することで手数料収入を得ます。金融商品によって手数料の高いものも低いものもあります。
金融機関の人もビジネスでやっているので、少しでも自分たちが儲けられる手数料の高い商品を販売したいと思うのが普通です。ボランティアではないので当然ですね。
金融機関の人が言うおすすめ商品や、HPにでかでかと広告バナーが表示されている商品は彼らが売りたい、彼らにとって都合の良い商品なので避けましょう。
2019年にかんぽ生命の営業マンによる不正販売問題が起きましたよね。
熾烈なノルマと、販売手数料を稼がないと手当がつかないという構造的な問題があったにせよ、彼らはお客様のことなど一切考えない販売を行いました。
かんぽ生命の営業行為は明らかにアウトですが、ほかの金融機関の営業マンも大して変わらないのではないでしょうか?(これはかなり個人的見解なので悪しからず。)
いかにノルマを達成するか、どれだけ利益を上げるか、これが一番です。
一昔前にも投資信託を乗り換えさせて手数料を稼ぐというやり方が横行しましたが、さすがに金融庁から指導が入りましたね。
かんぽ生命の話題でひどい営業スタイルが明るみに出ましたが、金融の世界では昔からあることなんです。
お金があり余っている富裕層は面倒なことをしないで多少高い手数料を取られても金融機関の担当者に任せておけばよいですが、庶民は違いますよ!
金融機関の人のために高い手数料を払うことが一番愚かなことです。
僕みたいな一般庶民が投資をするときや、大切な退職金を投資に回す際には、無駄な手数料を払う余裕なんて1㎜もありません。
独立系ファイナンシャルプランナーと呼ばれる中立の立場の人に相談するのは良いですが、金融機関の人はあなたが購入する金融商品の手数料でご飯を食べているということを忘れないでください。
一般庶民が投資、資産運用するには、
◇自分で本を購入して勉強する
勉強するのが嫌なら、
◇預金口座に入れっぱなしにして手を出さない
このどちらかだけです!中途半端に手を出すと痛い目にあうので止めましょうね。
投資の敵は「手数料コスト」。変なものを買って損することがないようにだけしましょう!
投資ではなく、手数料で負けてしまうような商品は買わない!
こんな金融商品は名前を見ただけで逃げてください。こんな金融商品をおススメしてくる営業に出会ったら即逃げてください。絶対に手を出さないでください!
・ラップ口座(ファンドラップ)
・外貨建て保険
・高利回り債券(ジャンク債、ジャンクボンド、ハイ・イールド・ボンド、ハイイールド債といろいろな名前で呼ばれるので要注意!)
もし万が一このような金融商品を勧めてくるような営業がいたら即逃げましょう!自分たちが儲けることしか考えていませんよ!
▶ラップ口座(ファンドラップ)は富裕層向けのサービスです。手数料が高いサービスです。投資のすべてを証券会社にお任せするというものなので高い手数料になります。
富裕層が自分で勉強したり、売買の手間をかけたくない場合にすべてお任せするというスタイルです。そのため大金を持っていない一般庶民が軽々しく利用すべきものではないです。
一般庶民は「投資信託」や「ETF」という商品を購入すれば十分です。
▶外貨建て保険については、名前からして理解が難しいです。一般の方が仕組みを完全に理解して購入しているとは思えません。
これは持論ですが、そもそも保険の手数料構造はブラックボックスで不透明です。日本人は世界一の保険好きなのであまり疑問を持たずお守り代わりに保険に入りますが、謎です。
百歩譲って通常の保険に加入するのは良しとして、「外貨建て」の保険に入るメリットはないです。高利回りをうたっていますが、為替変動に左右されるリスクもあります。
保険と投資は切り分けたほうがいいでしょう。売る側にとって都合の良いだけの商品です。
▶高利回り債券はリスクが非常に高いです。いつ破綻して価値が0になるかもわからないものを買わされるようなものです。
確かに利回りは魅力的に見える商品が多いです。でも、自分で勉強してしっかりと知識があって判断できる人以外は絶対に手を出してはいけないものです。
隠れた高コスト商品にも注意が必要です。
・ノーロード投資信託
・キャンペーンで購入時手数料無料商品
購入時の手数料が0円なので一見するととても良い商品に見えるのですが、「信託報酬率」という運用管理費が高いケースがあります。
購入はしやすいけど、持っているだけでコストがかかるというものです。
資産運用の世界では毎年安定的に数%増加することだって大変なのに、持っているだけで1%とかの手数料が確実にかかるのは割が悪いです。
投資信託商品を購入する際には慎重に「信託報酬率」を検討してください。
隠れた「リスク」や、隠れた「手数料」に注意する!営業から勧められる商品には手を出さない!
自分である程度勉強して、ネット証券で投資を始めるのが正解!
銀行や保険会社、証券会社の営業から勧められる商品を購入するのは止めた方がいいです。
一方、ネット証券会社には営業マンがいません。店舗もありません。余計な人件費やコストがないので商品に変な手数料を上乗せされることがありません。
ネット証券では余計で無駄なコストを支払う可能性が少なくなります。
営業マンに相談することも、勧められることもありません。そのため、数ある商品の名から自分自身の判断だけで購入する必要があります。
難しい、分からない、めんどくさい、こんな声が聞こえそうですが、大切なお金を増やしたいと思うなら、ネット証券で自力で購入するのが良いです。
楽してお金が増えることなんて絶対にありません。しっかりと勉強するか、銀行貯金だけするかです。
ネット証券会社での商品選びのポイントは3つだけ!
・投資信託、ETFだけを検討
・購入時手数料が0円のものを選ぶ
・信託報酬(運用管理費)率が低いものを選ぶ
これだけに絞って選べば、知識がなくても恐れることはありません。
とはいえ、本屋に行き投資関連の雑誌1冊、入門書1冊くらいは読んだ方がいいですよ!
投資、資産運用の世界は自己責任ですので誰のことも責めることはできません。大切なお金を投じるのですから、1,000~2,000円で本を買って、数時間読むことくらいはしてください。
その上で上記3つの条件で選べば、金融機関のプロに頼らなくたって大丈夫です。
投資信託の購入

投資信託には大きく分けて2種類あります。
1.パッシブ型(指数連動型):日経平均などの指数を追いかけるので運用コストが低い。平均点狙いの商品。
2.アクティブ型(積極的運用型):投資の専門家(ファンドマネージャー)が好成績を狙って運用する商品。専門家へ払う手数料が高いから。
投資信託は現在大半のものが「ノーロード(購入時手数料無料)」ですので、ポイントは年間信託報酬の低いものを選ぶことです!
ちなみに楽天証券は2019年12月から全投資信託の購入時手数料が0円になりました。

投資の専門家だって100戦100勝ではありません。むしろ外すことの方が多いです。
そのため初心者の方(初心者以外のすべての方もそうです)はパッシブ型(指数連動型)の中から選んでください。


パッシブ型とアクティブ型を並べてみましたが、ファンドの管理費用(年率)の違いが「0.0968%」と「1.958%」もの開きです。100万円を預けた場合、「968円」と「19,580円」もの差になります。
管理コストが安いものを選びましょう!
ETFの購入


ETFとは上場投資信託と呼ばれるものです。名前だけ見ると難しそうですが、先ほどの投資信託が株式と同じように市場取引できるものです。
株式取引と同じように売買できるので、保有期間中の運用手数料がかからないのが大きなポイントです。
長期間保有することを前提にすると、保有している間に追加コストがかからないということは非常に大きなメリットです。
低コスト商品の代表格と言えるものです。
国内株式の購入
金融商品の代表と言えば「国内株式」です。でも勉強しないうちは手を出さないでください。
・個別銘柄を選ぶ力が必要
・資金が少ないと分散投資できないのでリスクが高い
投資信託やETFであれば、分散投資によるリスク回避が可能です。でも個別銘柄を買うとリスク分散が出来ません。
お宝銘柄を見つけることが出来れば夢がありますが、簡単に見つかれば苦労はしません。
個別銘柄を買う場合はしっかりと下調べをして検討する必要があるので勉強が欠かせません。
ネット証券口座を開設する
銀行や証券会社の店頭窓口に行って相談すると、商品を勧められそうで気が引けますよね。そういった場合にはまずネット証券会社のホームページをのぞいてください。
初心者、未経験者向けに分かりやすい説明がされているので、本当に興味がある際にはリアルな店舗よりも自分のペースで検討ができますよ。
また投資信託やETFは長期投資向きです。特に投資信託は「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」といった長期投資を行う上で中心的な運用商品です。

こちらの記事で「つみたてNISA」について詳しくまとめています。

こちらの記事では「iDeCo(イデコ)」について詳しく解説しています。
つみたてNISAを利用するためには証券会社での口座開設が必要になります。
ネット証券NO.1の規模を誇るSBI証券や、生活者に身近で楽天ポイントも使える楽天証券、マネックス証券などの会社のHPを見比べてください。
ほとんど違いはないので自分の好みで良いです。
口座開設や、口座の維持に手数料は一切かかりませんので、すぐに始められるよう準備だけでも進めておきましょう。

またこちらの記事では、具体的な証券会社選びに関して初めて証券会社口座を開設する人向けに特徴を比較して紹介しています。
投資の世界は最終的にすべて自己責任です。誰かに勧められるものを分からないまま購入して後で不満を持つよりも、自分でいろいろ調べて納得して購入する方がましですね。
まとめ:手数料を限りなく少なくし、長期投資に取り組むのが大切!
30代からであれば時間を味方につけ少額からでもコツコツ始めることが出来ます。
退職金を受け取った世代でも人生100年時代なので、口座に眠らせておくよりは投資に回したほうが良いです。
長期間投資をしていく上では、購入時手数料と運用管理費などが少ないものを選ぶのが大原則です。
たかが1%、されど1%です。長い目で見ると本当に大きな違いになります。
お金を増やすために投資、資産運用するのですから、無駄な費用はできる限り少なくしましょう。
かけても良いのは最初の勉強のために書籍を購入する費用くらいです。
勉強もしない、営業の言葉を鵜呑みにしてお金を託す、ということだけは本当にやめてください。
日本人が投資や資産運用を「こわい・損をする・難しい」と思い込み、銀行口座にお金を眠らせるのは、自分たちの利益を第一に考えてきた金融機関のせいではないかと本気で思います。
金融機関の人のお給料はなんであんなに高いんでしょうかね?何を生産して、どんな価値を提供しているんですかね?
自己責任の世界なので信じられるのは自分だけです。適切な向き合い方、判断をしてハッピーな未来をつかみましょう!

この記事では、投資の始め方についてまとめました。投資を行う目的の整理、投資を始める重要性、具体的な投資の始め方などをまとめています。
ぜひこの記事をお読みいただき、貯金の代わりに投資でしっかりとお金を増やすことを検討してみてください。